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自信のない私を救った5つの『点』

夢もなく、取り柄も無くしたばかりの19歳の私は、自分に自信がなかった。

大学で体育学群にいながら「私が将来やりたいのはプロスポーツじゃない」と感じていて、それまで運動神経が取り柄だった私は競技スポーツを辞めたんです。

引退後、ただでさえ人生の向かう先も分からずで不安だらけだった私を襲ったのが摂食障害です。

ネットの情報に翻弄されたり、誰かの決めた『普通』や『標準』に悩まされ、自信をなくしていった私。

そんな私の人生観をガラッと変えた経験があります。スティーブジョブスも言っていたけど、当時は『点』でしかなかった経験も振り返ってみればくっきりとした線として繋がる。

今日は人生迷子で自信をなくしていた私に新しい視野をくれた経験を紹介します。


◆海外旅行、海外留学、海外移住

生まれて初めて自分がマイノリティになった経験です。

イギリスへの弾丸バックパッカー、オーストラリアへの留学、ニュージーランドへの移住。どれも白人が人口の大部分を占める多国籍国家での経験です。

日本でずっと『普通』や『標準』からはずれてきた私は、友人からは「ホントAB型だよね」、親からも「何であんたは普通にできないの」と言われる始末。

仲間に入れないような疎外感から『普通』になることに必死になっていきました。それなのに『普通』のことやっても心はモヤモヤするばかり。

でも日本から出たことで日本の『普通』は日本にしかない普通であること、そしてその普通にハマるのはゴルフでボールを穴に入れるくらい難しいという視点を得ることができたんです。

日本の『普通』にハマれなくても大丈夫。

Be you. Do you.(あなたらしく、あなたがやりたことをやりなさい)

留学中に習ったこの言葉を元に、少しずつ人には真似できない自分らしさを探すようになりました。

私が通っていたクイーンズランド大学はキャンパスライフが最高かつ学業の質も超高いので、ぜひ見てみてください。


◆本

大学で栄養学も習っていたのですが、専門的すぎて活用できずテストのための知識になっていました。

でも森拓郎さんの書いたこの本を読んで私の食事との向き合い方がガラリと変わります。

私が1日1食生活やファスティングなどの食べないダイエットを止めたきっかけとなった1冊。

今までのカロリー減で食べ物さえ減らせばいい方法は私には向いていないと気付かせてくれた本です。

私が今、本を書きたい!と言っているのも、こうやって過去の迷子の私を救ってくれた本があって、私も世界の反対側の誰かを救えるような本を書きたいと思っているから。

以来、森拓郎さんは私が大尊敬している方で、他にも本を出したりSNSで発信しているので要チェックです。


◆TED Talk

心と身体はつながっていて、動作や姿勢を変えることで自分の心をコントロールすることができるというこの話。

Fake it till make it!(できるようになるまでできるフリする!)の大切さを感動的なエピソードと共に説明してくれています。

大反響を呼んだこのビデオ、何度も何度も見てます。私が普段やたら「折れない」「ポジティブだ」と言われるのは半分このビデオのおかげですね。それくらい視野が変わった。

今はできないと思っていても、絶対折れない。身体の中のホルモンを自分でコントロールして、できないと思っててもとりあえずFake it till make it。英語の環境で他のネイティブ達と並んで仕事する時もずっと頭の隅に置いている話です。

サイトに行くと日本語字幕版もあります!でもやっぱり英語で分かるようになると響き方が違うので、字幕使って意味調べながらでも見てほしい。


◆大学の授業

筑波大学の橋本佐由理先生の授業『ヘルスカウンセリングの理論と技法』です。大学の授業で人生が変わるとは思ってなかった。大尊敬の先生。

参加・体験型の授業で行動心理・行動科学・カウンセリングについて学べます。

当時のシラバスを見つけました:

自分自身の身体・精神・行動に表れている症状のサインを理解し、自分自身と周りの大切な人々の心身の健康を守り、現在と未来を健康で愉しんで生きるためにはどうすべきかを見出す。気質コーチング、人間関係ストレスマネジメント、本来の自分を知るワークなどを通して、自己理解と他者理解、自己変容が目標である。 周りの評価を気にした他者報酬型の生き方ではなく、自分を愉しみ、ひとと愉しむ自己報酬型の生き方に重点を置いたものとするにはどうすべきかを学ぶ。

人の性格には生まれ持った変えられない部分『気質』があり、それを変えるのは無理だとか

顔の骨格からも気質が大体分かれているとか

人の評価にまどわされない自己評価の大切さとやり方とか

今日を楽しめないで明日だけ楽しもうと思っても幸せにはなれないとか

NHKで全国放送してほしいくらい大事な要素が詰まってる内容でした。

私が「ポジティブは技術だ!」と伝え続けているのは、ここで教わった知識が根本にあるからです。

筑波大学は、大学生にならなくても科目等履修生といってその授業だけ受けるシステムみたいなのがあるので、先生の授業ぜひ調べてみてほしいです!


◆プラスサイズモデル

私が細く無いと魅力がないと思い込んでいた時、目に入ったのはプラスサイズモデルとして活躍する女性達。

当時は「なんで細くなくてもあんなに自信に満ち溢れてポージングできるの?」という疑問を抱いたことが始まりです。(失礼なんだけど、当時の本音そのまま、そんな感じだった)

自分が1番輝く化粧の仕方をバッチリ知っていて、カメラの前で自信たっぷりの表情でポーズして、アンチが来ても蹴っ飛ばしてて、なにより自分の生き方をしている。私にできないことばかりやっていた。

「かっくいー。細くないと自信が出ない私と何が違うんだろう?」と思って研究しました。以下、私が気付いたこと。私の考え方を見直すきっかけとなった発見です。

①自分の長所を知っている

知っているということは、どこかで長所を探した努力があったということ。自分が輝けるポーズの仕方を知っている。自分に合う化粧の仕方を知っている。食事やワークアウトも自分に合ったものを探して選んでいる。短所しか探す努力をしていなかった私にはこれは響いた。私は自分の長所を見ようとすらしてなかった。

②環境を選んでいる

自分に負となる環境・人間には近づかないを徹底しているようでした。アンチを蹴っ飛ばすのもそうですが、パートナーとのいい関係を気付いていたり、プラスサイズが受けいられる環境(モデル事務所)などを見つけてる。気付いたら勝手にその環境にいたってことはないはずです。自分の意思でそっちの方に歩いて行って得た環境。

③他人になろうとしていない

他人にはなれない自分になろうとしてない。
自分にはなれない他人になろうとしていない。
自分にしかなれない自分を輝かせている。

世界中に自分と同じ人間っていないじゃないですか。それなのに『成功者の基準』みたいなお手本が存在している方がおかしい。生まれ持った自分の身体や思考を誰かが作った”正解”の型に押し込めて、ハマるはずがないんです。


◆今の私の基盤

きっかけは小さな気付きや偶然です。その積み重ねが今を作る。

今の私のメンタリティの基盤となっているのもこの『点』だし、指導や学習の基本方針もこの『点』が軸になっています。

私が目指しているのは、私を救ってくれた人たちが立っていた舞台に私も立つこと。多様性を受け入れる立場になり、スピーチを届け、本を書き、講義をし、自分らしい自分の姿で公に出る。

世界の隅っこで泣いている当時の私にも手が届くネット時代です。届かない人なんていない。私はそう信じています。

間違った情報も多く迷子を増やすことも多々あるインターネットの世界ですが、過去の私みたいな迷子を救う力もインターネットにはあります。

誰かが決めた型に自分を押し込めようとしている人を、個人差に合わせられる知識・情報で救いたい。

そのきっかけとなるのが気付きであったり、学びであったり、経験を提供したい。そんな思いでこのnoteを書いています。

私の1対1の指導、そして人生そのものの軸になっていることが、世界のどこかの部屋の片隅で読んでいるあなたの『点』になりますように。


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