スキルよりも、まず人格
毎月、前職時代の先輩(関西で独立して子育て頑張ってる)とオンラインで近況報告会をしています。
私が東京を離れたことを知った先輩から、今年頭にメッセージをくれたのがきっかけでした。
はじめは私がバリバリの無職だったので(笑)、どうしよう!なにかしなきゃ!という焦りがあって相談にのってもらっていたのですが、
先月頃からは読んだ本や見聞きしたこと、そこから考える現代社会・・・みたいな、ざっくりディスカッションの場になりつつあります。
今日も、最近読んだ本や、私のススメ(嬉😀)でハマってくれたコテンラジオの話題をベースに話が進みました。
互いに東京でキャリアを積んだあとUターンして地元に住んでいるので、「地方と都心」の対比で語ることもしばしばあるのですが、
都心と比べて、地方でやりきろうと思ったら、よりどんな人格か=何を考えていて、信じているのか、みたいなものがめちゃくちゃ重要じゃない?という話に。
ウルトラ高いスキルや膨大なアウトプットの量を求められることは少ないけれど、後にも先にも人格ではないかという話です。
地方では仕事と暮らしが密接に関わっている部分が大きい(と実感しやすい)ので、仕事の人格とプライベートの人格はあまり分断されません。
仕事上のスキルがいくら高くても、日々の人間関係がうまく保てなければ、そのまちで暮らしていくことは難しくなります。これは本人だけの問題ではない場合も多々ありますが。
東京も人材不足で喘ぐ業界・会社は多いですが、地方では尚一層、限られた人的資源を中長期的に活用していく必要があります。
まちの魅力を伝えて移住者を呼ぶ、いま住んでいる人の定着を促す施策等で人材流出を防ぐのに必死なのはどこの地域も同じですが、
地方では自分の高いスキルを発揮できるかどうかではなく、どんな思いでここに暮らしているのかのほうが重要な感覚があります。
「優秀」って何でしょう。
業務遂行能力、管理能力、交渉力、色々あると思いますが、それよりもまず、あなたは何を信じていますか?何を敬いますか?みたいな、そういう話ってすご〜〜く大切だと痛感します。
そこからしか始まらないことが、世の中にはたくさんあるのではないかなあと。
そして書いてみて、これは地方とか都会とか関係ない気がしてきました。
それと、もう少し焦点を絞って語れる気もしてきました。
何かをことばにして伝えようとすると、自分は未熟で、まだまだ知らないことだらけであることに気づけるのも、楽しい瞬間です(書きながら「何言いたいかわかんね〜」となっていた)。
どんなものを見たり聞いたりしたら、幸せだと感じるか。
悩んだとき、救われる考え方はどんなものか。
そんな問いからでも、自分の人格が明確になってくると思います。
ちなみに最近は、その先輩に教わった『human kind』を読んでいます。序盤を読んだだけでも、人と未来を信じたくなる本です。お風呂入ってはよ読も。
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