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メディアに取り上げられる人とは?

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今日は広報・PRのお仕事についてのお話です。プレスリリースって知っていますか?プレスリリースは、メディアに向けて「こんな情報あります。是非取材してください」とお届けするお手紙のことです。

プレスリリースは誰が出してもいい!

私は12年間NHKのディレクターをしていたので、毎日たくさんのプレスリリースを受け取っていました。その数1日数百枚!私たちももちろん情報を探していたのですが、まだなんのメディアにも出ていない情報をキャッチするのは、なかなか難しい。だから、何か面白い情報はないかな~といつもプレスリリースを見ていました。

例えば3月はお雛様がありますね。お雛様っぽい何かを伝えるために、何かいい話題はないかなと。

その話題は、大企業から探しているのではないです。世の中でいろんな活動をされている方に、是非いいプレスリリースを書いてほしいなと思っています。

プレスリリースを初めて教えた日

プレスリリースについてnoteを書こうと思ったのには理由があります。少し前にFacebookでちょうど5年前のその日のことがあがってきたんですね。

5年前のその日は、私が初めてプレスリリースのセミナーを開催した日でした。当時学んでいた講座の講師の方が、「プレスリリースの書き方を教えてほしい人、絶対いるよ。セミナーをやってみて!」と言ってくれて、1Dayセミナーをしました。

当時私はプレスリリースを受け取っている側ではあったけど、書いたことはなくて、どう書いたらいいのか一生懸命考えてひねり出して資料を作っていました。

清水の舞台から飛び降りるつもりで登壇したのですが、結果、意外と良かったんです。6、7人が参加してくれて、一緒に各自のプレスリリースを考えてその場で書いて。

初プレスリリースセミナーの参加者がメディアに露出

なんとそのうちの二人のプレスリリースがメディアに取り上げられたのです!初めて書いた人たちが。

一人の方はテレビ埼玉の夕方のニュース番組のロケ取材を受けて、その後実際にスタジオで専門家として出演。もう一人の方は、ワーママ朝活をされている方で、東京新聞に掲載されました。

そのとき私も実感したのです。いい活動、商品やビジネスはプレスリリースを1本書くだけで、本当にメディアの方に取材してもらえるって。もしあの日セミナーに来てくれていなかったら、プレスリリースを書いていなかったら、今でもメディアの方の目にとまっていないかもしれない。

世の中にある大事なものを知ってもらうには、自分で取材してテレビ番組を作るだけじゃなくって、プレスリリースの書き方やメディアの方へのアプローチを助言することでもできるんだと分かった日でした。

PRの道に入った原点は、あの日の感動

今、私は独立し、PRの講座の講師やセミナー、コンサルもしているのですが、その原点は、初めてプレスリリースセミナーを開催したあの日。一緒に考えて書いたプレスリリースで受講生二人がメディアに取材された、あの感動が今に繋がっています。だからPRの仕事は辞められない!そして、プレスリリースは誰でも書ける、誰でも書いていい!じっと待っていてはだめ。自分から掲載されるきっかけを作らないと!

メディアに取り上げられる人 私の初セミナーの受講生の場合

初プレスリリースでメディアに掲載された二人のうちの一人はね、こんな人でした。

「手形と足形ぺったんアート」といって、赤ちゃんやお子さんの手形や足型で動物を描いたり、時計をつけたりして、親子の絆を見に見える形にする作品を作ったり、作り方を教える人でした。

これだけだったらね、よくあるな、と思います。でも彼女は彼女だけの体験、ストーリー、使命を持って、その活動をしていたのです。

彼女は子供のころに親に虐待されていて、写真とか目に見える親子の絆が分かるものって持っていなかった。それで彼女自身が親になったときも、まわりに相談できる場所がないと、イライラの矛先が子供に向いてしまうことがあった。そんな自分に気が付いて、親子がふらっと気軽に訪れて、子供が大きくなっても親に愛されていたんだと分かるような作品が作れる、そんな場所を作りたいって思った。でも小さな子供を連れて、乗り物を乗り継いでイベント会場に集まるのは大変。だから、講師をたくさん増やして、親子の場所を増やして、全国のママたちを救いたい、虐待が世の中からなくなってほしいっていう思いで、活動を始めた。

お話を聞いて、私は泣いてしまいました。辛い経験から今の活動を広めたいという純粋な思いやそこからできた活動を、絶対に多くの方に知ってもらいたいって強く思いました。

そこで、プレスリリースにも「実は」と、その経緯を書いたのです。

メディアに取り上げられるには、ピュアな思い、使命、ストーリーがある人

「どうしたらメディアに取材されますか?」

って、よく聞かれます。

「そしたら売上が上がりますよね」「メディアに出てビジネスを拡大したいな」「注文の電話が鳴りやまなくなるのでしょうね」

自分の使命って意識したことはありますか?

メディアは、自分の商品やサービス、活動を使命をもって世の中に届けている人を取材したいと思っているのです。だって、似たような商品って探せば必ずあるから。

メディアが知りたいのは、その職場の人がどれだけ真摯に仕事に向き合っているかだったり、創業社長がどんな使命感を持って始めたのか。世の中にどう役立ちたいか。そのビジネスで世の中をどうよくしたいか。

使命感、ストーリー、共感できるものがあれば、いくら競合他社がいたってその人を取材したいって思うものなのです。

ビジネスをしていると数字、数字になってしまいがちですが、メディアはストーリーが好き。読んだ人の心を動かしたいから。重い過去は世の中の課題に繋がっています。ピュアな思いをプレスリリースで表現して、使命に共感してもらって。

メディアに取材、掲載される人って、こんな人です。

もっと話を聞きたい。メディアに取材されるかどうか知りたい。そんな方は、無料でセミナーや個別相談を開催しています。オンラインで開催ですので、どうぞお気軽にご参加ください。ご案内はこちらから。


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