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パリ逍遥遊 ランス大聖堂

ランスと言えば、ランスのノートルダム大聖堂、パリのノートルダム大聖堂とともにゴシック様式の傑作と言われている。フランスの夏の風物詩、大聖堂のファザードを使ったプロジェクトマッピング。

ランス大聖堂のプロジェクトマッピングが9月末までということで、ヨーロッパ文化遺産の日、エリゼ宮と下院の見学後、15:28発TGV2743 に乗車した。ランスノートルダム大聖堂、サンレミ旧大修道院、そしてトー宮殿を見学。パリに来て3ヶ月後にシャンパーニュハーフマラソンに参加後、ランス大聖堂見学時に感じた大きさより、幾分小さい感じがするのが不思議だ。荘厳で大きな建物にも見慣れてきたためか。良き様に解釈すれば、フランスに根付きつつあるということだろうか。

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プロジェクトマッピング、1箇所プロジェクターが壊れているのか、マッピングされないが、ランス大聖堂建築の歴史がプロジェクターで投影されていく歴史絵巻となっている。ノートルダム大聖堂の後陣にはシャガール作のステンドグラス。左側上部が【受胎告知】といわれているが、小さすぎて何度見てもわからなかった。ステンドグラスを見るときは、オペラグラスが必須だ。

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西ハザード中央部に【受胎告知】の彫像があるはずだが、これまた修復作業中でカバーがかけられていて、残念ながら見られない。朝方国民議会下院の郵便局で入手したランス大聖堂の【微笑みの天使】の切手!この切手にプリントされている【微笑みの天使】の実物に微笑んでもらえて、幸せな気分でランスを後にした。帰りは22:15ランス発TGV2766 、パリ東駅着23:01だ。

大聖堂は、石工、石切工、大工、大理石職人、大理石磨き職人、鍛冶職人、ガラス職人、屋根職人などの職人に加え、人足などの短銃労働者を加えて、全体で、400名~500名で、40年から70年かかったらしい。そして、彼らを監督し、壮大なプロジェクトを実現する役割を担ったのがまたもや修道士たちなのだ。プロジェクトマッピングでは、壮大なプロジェクトを実現へと導く職人たちの姿も映し出される。教育的配慮も行き届いているのだ。

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