もっと「あきらめない女性」を増やすことにした
こんにちは!株式会社uchu代表の金藤美樹穂です。
私はこれまで、転職屋さんから妊活・不妊治療までさまざまな事業を通じて女性のライフプランの実現を支援してきました。
さらに時は"人生100年時代”。時間と選択肢がたくさん用意され、女性のみなさんのできること・叶えたいことは増えました。そのなかで支援のモットーにしているのは「頑張らなくていいけど、欲張ってほしい」。頑張って無茶することと、自分らしく生きたいと願うことってイコールじゃないのです。
この記事を読んで「いや、この人すごい無茶する人じゃん」と感じられるかもしれません。でも伝えたいのは、無茶に思われた挑戦の起点に「気づき」があり、気付きに従い手を打つことで帳尻を合わせていくやり方があったことです。
知らなければ、ただの無茶。知っていれば、無茶じゃない。
キャリアや妊娠・出産、やり遂げる自分を支える肯定感ーーー自分らしく生きるために、ご自身の大切な方が自分らしくいられるように、まずは知ることから。そして、そこに欠かせない体と心のケアの発信源=太陽のようになっていきたい。
そんな思いを込めて株式会社uchu(ウチュ)を始めました。
uchuでは、ヘルスケア・ココロのケア・セクシャルウェルネスの3つの切り口で女性のライフスタイル向上をサポートしていきます。
でも、ここに至るまでの経緯は色々ありました。少しご紹介させてください。
uchuってこんなことやります
ヘルスケア・ココロのケア・セクシャルウェルネスの3つを切り口に、選択肢の多い時代の女性に向けたリテラシー向上、自己肯定感の向上、自分らしく欲張る人生をサポートしていきます。
●大切にしていること
「知らない」を減らすこと。欲張ること。
●toB | 法人のお客様へ
・フェムテック領域新規事業立上げ支援
・社内フェムテック推進支援(インナーブランディング)
・ヘルスリテラシー向上にむけた、法人/従業員向けセミナー研修企画運営実施
・社員様向けヘルスコーチ(1on1セッションにおける健康支援)
・パフォーマンス発揮にむけたコーチングセッション
●toC | 個人のお客様へ
・女性ホルモン/栄養学を踏まえたセルフケア講座
・上記実践のためのヘルスコーチ(1on1セッション)
・キャリアもプライベートも欲張るためのコーチングセッション
・セクシャルウェルネス/パートナーシップ向上支援
プロフィール
もともと私自身、重度の生理痛や子宮内膜症などにより、20代前半から婦人科に通院してきました。不妊治療を経て出産し、現在は1歳児の子育てにも奮闘中。関西出身、趣味はサルサダンス、水墨画、ノープランの旅、断捨離など。以下続けます。
これまでの参画企業(一部)
“絶対ナンバーワン”志向で爆走したリクルート時代
新卒でリクルートに入社した当初から新規事業をやりたいと言い続け、その願いが実現しました。この頃携わったリクナビ薬剤師やゼクシィ縁結びエージェントが新陳代謝の活発なリクルートのなかで今でも継続していることを陰ながら嬉しく思っています。
当時の私はご想像の通りガツガツしていて、とにかく「ナンバーワンになりたい」「MVPを獲りたい」。成績や昇格といったわかりやすい目標を追って、達成しない自分は許せなかった。周囲の評価がないと自分の存在意義が感じられなかったんですね。今思えば、罠にどっぷりはまっていたなと思います(笑)。
一番を主張する一方で、周囲へのスキルシェアには当時から積極的でした。新人時代にテレアポの手法をみんなにシェアする機会をもらい、みんなのアポ取得率がUPしていくのはうれしかったです。具体的に「個々の能力を引き出す喜び」を感じる体験でした。
思えば学生時代にも原体験と思しきものはいくつかあります。就活に打ち込んでいた頃に、自分が結果的に友人の背中を押し、「あの時一緒でよかった」と喜んでもらえたのはうれしかった。友人相手にこうした方がいいよと指示めいたことはしなかったのですが、自分の取り組みや意気込みといった部分が伝わったのかなと思います。
ガムシャラの甲斐もあって、念願だった新規事業のローンチを立て続けにやらせてもらいました。
こうした強みはリクルートで鍛え上げられ、現在もさまざまな活動に活かされていると思っています。
他者の能力開発に開眼したマネジメント経験
がむしゃらに走ってきていた私も、いつの間にか約50名のマネジメントを任される立場に。ゼクシィ婚活事業でのことです。
もともと人が好きで相手が何を考えるかに興味があったこともあり、通りいっぺんのマネジメントや自分の考えを押し付けるスタイルは絶対避けたいと思っていました。そこで、「個々の能力を引き出す」ことを技術として身につけるためにコーチングを学ぶことにしました。
コーチングスキルを体得したことと、マネジメントを通じて、「個々の能力を引き出す」ということにおいて格段に視野が広がりました。例えるならば、それまで把握していたスキルセットのパターンがせいぜい12色くらいだったのが、より粒度が細かく理解できるようになり、36色になりもっと増えて48色へ。そんな手応えがありました。
他者理解が細分化されると、それまで見えなかった各個人の強みが浮き出てきます。その方に合った目標へのアプローチをより精緻に行えるようになったのはもちろん、なにより個々の能力・個性の素晴らしさを実感することになりました。
「人それぞれに、得意なことや活躍できることがある」
ここでの気づきは、周囲の評価に固執していた私が、その後とある環境で羽を広げるきっかけにもなったのですーー。
MBAの財産は“自分らしさ”への気づき
コーチング習得とほぼ同時にMBA入学を決めました。「順番にやりなよ」という声も聞こえてくるのですが、どちらも自分にとって必要なタイミングだったのです。それぞれ欲張らないとタイミングを逃してしまう。今だ!と思う自分の直感を信じて、機会を逃さないように意識しています。
MBA入学の動機もまた前述のマネジメント。コーチングが他者支援スキルの一種であるのに対し、MBAは戦略戦術などビジネススキルの側面で部下であるマネージャー陣の育成を行うにあたり、自分の経験値のみに頼らず網羅的に学ぶ必要性を感じたためです。
MBAでは体系立ててビジネスを学べたことも大きかったのですが、それ以上に得られたものは私自身の価値観の変化でした。立場や年齢にとらわれず、MBAを通して出会った学友たちと議論を重ねたことで、色々な角度や様々な視点で自分自身を見ることができるようになりました。この変化は、最大の収穫でした。
結果、組織内の評価に依存していた自分が「ひとりの人」として強みを活かし、その領域で十分に通用したことは、自己を内省化するうえで大きな自信となりました。
周囲のメンバーは名だたる大手企業の社員や役職者かつほとんどが年上の方。萎縮してしまいそうな環境のなかで自分を強く持てたのは、ゼクシィ時代に多様なメンバーと接する中で、人それぞれに素晴らしい能力があることに気づけていたからに他なりません。
そんなMBAを通して特に手応えがあった領域はこの二つ。
これらには、コーチングのスキルも活かされていました。コーチングとMBAの同時進行という一見無茶っぽさがありつつ、相互にいい循環を生み出せていたことで、かえって取り組みやすくなったのです。
MBAというサードプレイスでの経験と手応えを通じて、会社のものさしを超えて、自分の強みが自分の価値になるような仕事をしたいと考えるように。私にとって、自分らしさへの気づきといえるポイントになりました。
ベンチャー代表しつつの妊娠出産で気づいたセルフケアの有効性
MBAを通じた価値観の変化とともに、フェムテックを扱うベンチャーの代表として働くチャンスが訪れ、リクルートからの卒業を決めました。具体的には、妊活・不妊領域に悩む女性とクリニックをつないだり、必要な検査を促すなど、この領域の問題解決に邁進することに!
ーーが、なんと機会は重なり、この決心の翌日に妊娠が発覚しました。もともと不妊治療を開始していたのですが、まさかこのタイミングで授かるとは・・・。
こればかりは同時進行のジャンルがジャンルなので、それはそれは周囲から強烈な反対に遭い。。それでも、訪れたチャンスは一緒にやっちゃおうぜ!その代わりに先手を打つという戦略で、“欲張り”な自分をあきらめたくない!!と思い、ベンチャー行きを決行しました。
もともと婦人科疾患と付き合いながらの社会人生活でしたが、仕事を諦めたくないマインドと、物理的な制限のギャップは予想以上に顕著なものでした。
が、せっかく授かったチャンス。周囲の反対も押し切って自分で行くと決めたこと、なにより欲張るからにはやり切る!との思いから、産前産後も働くことを決意。上級妊活マイスターや女性ホルモンバランスプランナーの資格取得を通じて必死で知識をつけ、セルフケアでできうることの全てを実践しながらベンチャーの仕事をこなしました。
出産はなんと、1か月半早く生まれる早産に加え、緊急帝王切開となり、産休に入る前に何の前触れもなく出産するという怒涛の事態に・・・。
そんな中、産後数時間で仕事の連絡をしたり、入院中に銀行と融資の電話をしたりする程度の元気を保てていました。まさに、勉強をして必要な知識をつけて、“知っていたこと”と“セルフケア”が功を奏したのです。
状況は人それぞれでありつつも、妊娠出産に限らず、女性特有のホルモンバランスやライフイベントに対処しながら必要な活動をするという点ではみなさん同じ。その過程で迷って頑張って、無理がたたってあきらめざるをえないというケースもたくさん見てきました。
でも、だからこそチャンスがあるなと。目標に対して先手を打つカラダとココロのケアができれば、自分の望む生き方に近づけるはず。実体験をもってさらにそう確信し、ライフワークとすることの決意から、株式会社uchuを立ち上げました。
“最期”のイメージ
はじめましての方にもお読みいただいているなかですみません(笑)。私には理想の最期があり、それは「あの時話ができて一歩前進できたよ」という方に囲まれて死ぬというものです。
これまで私は、無茶そうな挑戦へ“先んじて手を打つ”ということをやってきて、それで救われた実体験があると思っています。一方で、それに気づく・気づかないが環境に起因してしまい、結果あきらめてしまうのは本当にもったいない。
ちょっとした気づきでもいいから、突破口になりえる知識を伝えたり、マインドが支えられるような環境を作りたいのです。
それがみなさんの”自分らしさ”に繋がっていけば最高です。
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