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サッカー産業MBA 2年越しの卒業式とリバプールの様子

皆さん、こんにちは。Mikiです。

2019-20年に受講したリバプール大学院のサッカー産業MBA(FIMBA)の卒業式が2年越しに開催され、リバプール現地を訪れて参加をしてきました。

この記事では、その卒業式の様子や、改めてリバプールを訪れて感じたことなどをまとめたいと思います。

卒業式開催の背景

私が2019年9月から受講したFIMBAは、本来2020年5月まで大学で授業、インターンなどを経て9月に論文を提出し、12月に卒業式が行われる予定でした。

しかし、2020年3月からコロナウイルスの影響が始まり、全ての授業がオンラインに切り替わるとともに、自国に帰国するクラスメートも多く、私も5月に日本への帰国を選択しました。

当時のイギリスはロックダウンの規制が厳しく、スーパーマーケット以外のお店が全て締まり、外出も制限されていた中での生活が強いられていました。

しかし、従来の場合でも、5月の授業が終了するとインターン先やその後の進路によってリバプールを離れる人も多いため、卒業式に参加できる人は限られていたように思います。

今回、卒業から2年越しに卒業式が行われるという特殊なケースでしたが、このタイミングで開かれた卒業式だったからこそ、私もリバプールを再度訪れることができ、より多くのクラスメートと再会することができたと感じています。

リバプールの街の様子

2年ぶりにイギリスを訪れ、リバプールに到着したとき、まずほとんど誰もマスクをせずに当たり前のように歩いている姿に、小さな感動を覚えました。
イギリスではコロナ前の日常が戻り、何事もなかったかのような状況がとても新鮮で、2年前に誰も街を歩いていなかった寂しい記憶が、アップデートされた気分でした。


卒業式の様子

卒業式は2022年7月22日(金)にリバプール大学内のPhil Phamonic Hallという場所で開かれました。
スタート前にガウンとキャップを受け取り、席に着きました。

式自体は、学長からの話を聞いた後、卒業者一人一人が名前を呼ばれて壇上を歩き、最後に生徒代表者がスピーチを行い、全体1時間ほどで終了しました。

式の様子は以下の動画にアップされています。
FIMBA生は1:06:30ごろから1分間ほど登場します。


クラスメートとの再会

今回何よりも、この卒業式をきっかけに当時のクラスメートと再会できたことが1番の喜びでした。

現在FIMBAを受講中で現在もリバプールに残っている人たちとも会って話をしたり、サッカーをしたりする機会がありました。従来のスケジュールでは実現しない交流があり、とても良い時間となりました。


今回の訪問を通して感じたこと

今回2年ぶりにリバプールを訪れ、当時は感じられなかった気持ちや気付きが多く浮かんできました。

FIMBA受講者としてリバプールに滞在していた時は、授業と課題に追われ、厳しい条件の中で過ごした時間でした。真面目に取り組もうとすればするほど、楽しむことを忘れ、自分自身のことを否定的に感じながら過ごしてきたように感じます。

今回はそんな勉学とは違った目的でリバプールを訪れることができ、当時の自分を振り返り、大変だった時間の中でも得たものが多くあったことや、クラスメートとの繋がりが一生物であることを実感でき、当時はネガティブに感じていた経験もポジティブに捉え直すことができたことが、1つの大きな収穫となりました。

また、このコロナ禍の2年間は本当に大変だったということを改めて感じました。卒業後の進路について制限が多い中での選択を強いられ、先が見えない中で「自分はどうしたいのか」ということを考え、我慢をしながら小さな行動を続けてきた期間だったように思います。

今回リバプールでクラスメートと再会し、「この2年間本当に大変だったね」と思いを分かち合えたこと、そして皆がそれぞれの思いを持って新しい人生を歩んでいることを知り、私自身も2年前と比べると少しは前に進み、思いを形にし始められていることを確認することができました。

今回、イギリス以外にもオーストリアとスペインを訪れ、ヨーロッパでは制限がほとんど解除されてコロナ前の生活が戻ってきていることを実感しました。その様子を見て、これ以上制限を感じたり我慢をしなくても、以前のように新しい経験に向けてワクワクしながら過ごしていっていいんだよ、と言ってもらえたような気がしました。

帰国後、これまでと変わらない日本での日常が始まりましたが、またこれから日本で良い準備をして、近いうちに海外に行けるきっかけを手にできるように努力していきたいと強く思いました。

物理的な距離や文化の違いなどの理由から、ヨーロッパと比べて、日本人が海外に挑戦することや、海外に行くイメージをすることに大きなハードルが存在することも改めて実感しました。日本から海外に挑戦したいという人を応援すること、そして、日本の環境自体をグローバルに近づけられるように、私のこれまでの海外経験を活かして、これから色々な形で働きかけていきたいと思います。

海外に行けば、新しいものに触れられて、世界が広がるような感覚を得ることができます。それでも、その環境で何を吸収し、何を見つけるかは、全て自分次第であると思っています。

日々のあり方や目の前のことから、また一歩ずつ、頑張っていきたいと思います。

読んでいただき、ありがとうございました。







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