考え始めてる

夫の同期社員の多くがセカンドキャリアについて考える時期にきている

夫からは勤務地を絞り休日がしっかり取れる事を優先すると聞いた

あとは潰瘍性大腸炎と心の病を持つ妻との時間を大切にしたいという希望も

常に会社の聞き取りでは単身赴任を止めたいと言い続けてくれている

「部長にはなりたくない、もうお金はいいんだよ」とポツリ

前回も今回も私は精神状態が少しキツイ中で夫に会いに行く選択をした

「またおいで」と寂しそうに玄関でハグをする夫を見送り

こういう生活にもいつか終わりがくるんだろうなと感じながら仙台を出る

帰ってきたら検査で大おばの腫瘍が悪化していたので急遽入院して

旅行の洗濯を済ませて全部干してからお見舞いに行ってきた

山形のお父さんの時は主人は湘南と実家を新幹線で何往復もして

自身が枯れるように痩せてしまって最後まで看取っていたのを覚えている

同じ会社に就職するまで尊敬していた父親でやっぱり単身赴任が多かった

夫は私を抱きしめてキスをして髪を撫でてくれる唯一の存在

「俺と美紀は心がいつもつながってるから大丈夫」

その言葉を大切にしよう

SNS上の佐久間一行さんは元気そうで安心した

私は自分が輝くというよりは生命を優しさで少しずつ分けている存在

こんなに苦しいならツインレイもトリプルレイもいらなかったかな？

夫と夕方に川沿いを散歩してて胸が苦しくなってしまった

手をつないでもらっても、もうすぐ離れると思うと切なくなって

旦那さんの横顔にシミを見つけたり白髪が増えてたり

このあと一緒に住めるのは何年なんだろうといつも思う

お料理が上手になり洗濯物も手早く干しこまめに掃除機をかける

嬉しいような悲しいような変化がそこにはあった。