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私とオレンジの関係〜病気編③〜

おはようございます。ヘアメイクアップアーティスト大平美樹です。
今日はお昼から出張ヘアメイク!気合い入れて頑張ります!!

では昨日に引き続き「私とオレンジの関係〜病気編③〜」
行ってみよーー!!

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 人間でも丈夫な方は
「病気をした事がない」
「病院なんて行かない」「風邪ひとつ引いた事がない」
そんな自慢話をよくお話しされます。
実は私もかなり丈夫な方で、夫と息子がインフルエンザになってもうつらなかったり、37度を超える熱は滅多に出ません。
でもこんな健康自慢の方ほど、意外に大きな病気をしたりしますよね。。

オレンジちゃんはすくすくと育ち、食欲旺盛!お腹も壊さず食べる食べる食べる!!健康なオレンジちゃんに家族みんなは安心して
「オレンジは20歳まで生きるよねーー」なんて話していました。

でもその日は突然やってきます。。

オレンジちゃんが16歳を迎えた夏、
夫が「なんか痩せたんじゃないオレンジ?」と言いました。
私と息子は「そっかなーー?歳だからじゃない?」なーんて能天気な返事をしていました。

その夜は金曜日で、久しぶりに家族で夕食!話も弾んで12時過ぎまでワイワイしていました。するとオレンジちゃんが大きなクッションに何と!お漏らしを!!粗相などした事がないオレンジちゃんが何故に??
「あれれ?オレンジちゃんどうしたの??」少しのお漏らしだったので、クッチョンをサッと拭いていたところ・・・

「あーー血尿が出てるーーー!!」夫の叫び声!!

振り返ると夫の目の前でオレンジちゃんがお漏らしを!
そのおしっこが何と!!けっけっ血尿ーーーー!!!

「だめだ!すぐ病院だ!!」と夫
たじろぐ私と息子に声をかけます。

すぐに24時間やっている動物病院を探し(目黒にありました)電話をかけて
症状を話しと「すぐに連れてきて下さい」との回答。
その時息子も免許を取得済みでしたが、夫の運転で向かう事になりました。

既に時間は夜中の3時過ぎ・・
病院到着。少しぐったりするオレンジちゃん。。
あー何で気付いてあげられなかったんだろう。。後悔がぐるぐる頭の中を駆け巡ります。

「大平オレンジちゃん、お待たせしました」先生から呼ぶ声が。

病状を話すと即検査。20分経過・・頃オレンジちゃんと先生が検査室から出てきました。先生からは衝撃的な言葉が・・

「膀胱炎と糖尿病を併発しています。特に糖尿病は良くない・・危ない状況です・このままでは」

膀胱炎に糖尿病??衝撃でした。

えー何でなっちゃったんだろう?どうして見つけられなかったんだろう
オレンジちゃんは辛かったのに。。

気がつくと私は泣いていました。

そのままオレンジちゃんは入院。でも救急病院のため朝に迎えにいかなければなりません。既に4時近くです。家に帰ったら、翌日仕事の夫は寝かせてあげて私の運転でオレンジちゃんを迎えに行きました。

迎えに行くと先生から
「すぐに大きい病院に行って下さい。状況はCDに焼いておきました」と告げられた私と息子は、オレンジちゃんを抱き抱え天王洲にある大きな動物病院に向かいました。

病院到着前に連絡を入れておいたので、院長先生が迎えて下さいました。
症状を説明して即検査・・検査の結果やはり膀胱炎と糖尿病でした。しかも糖尿病は良くない状況でそのまま入院。院長先生の話を聞いていた息子は泣いていました。

健康だったから
苦しそうにしてなかったから
勝手に人間の私達が思い込んでいて、実はオレンジちゃんをよく観察していたらきっとこんなに悪くなる前に「サイン」があったはずです。

「オレンジちゃんは痛がっていましたか?」私
「痛いというより苦しかったと思います」院長先生

もー自分自身が許せませんでした。あーーなんて鈍感だったんだ私は!!

・・その後3日間の入院をして、すっかり落ち着いた様子のオレンジちゃん。しかし最大の問題勃発しました。それは「毎日家族がインスリン注射を打つ事」えーー注射?!きちんと毎日2回家族が打つ事が退院の条件。。
看護師さんご指導の元、食塩水(?)を使って練習した結果、無事合格を頂き、晴れて退院しました!!本当によかった!!

・・・

あれから2年。毎日2回インスリン注射は欠かしていません。定期的に病院にて数値を測定して頂き、インスリンの量は減ってきていますが注射を止めるわけにはいきません。最初はおっかなびっくりに注射を打っていましたが、今では「ベテランナース」ばりにサッと打つ事が出来ます!

動物病院の院長先生にも「オレンジちゃんは歳の割に若い!」とお墨付きを頂いておりますが、やっぱりかなり高齢なので心配は心配です。
そしてオレンジちゃんの存在のありがたさを毎日噛み締めています。

いつもいつも私達を癒してくれてありがとう。毎日声に出してオレンジちゃんに感謝を伝えています。

次回は最終回です。つづく


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