緑茶

【薬膳のキホン⑦ 五味~苦】

【薬膳のキホン③ 五行】で
味覚(五味)は、五行の「木火土金水」に対応すると書きました。

「火」に対応する味覚は「苦」です。
苦い味ですね。

「火」に対応する身体の部位を挙げると、
「心」「小腸」「舌」「脈」「顔色」などがあります。
心疾患があると
舌がもつれたり、不整脈が起きたり、赤ら顔になったりするでしょう。

「心」とは、血液を送り出したり全身を巡らせたりする臓器としての心臓はもとより、こころ、精神、意識といったメンタルな部分をも指しています。

同じ「火」に属する「苦」と「心」は非常に関係が深く
「苦」は「心」に影響する、というように考えます。

苦味をほどほどに摂れば、良い影響を与えてその機能を高めます。
しかし摂りすぎは禁物です。
過ぎれば悪影響となり、害となるのです。

苦味を持つ食材には
熱を冷ましたり炎症を鎮めたりする作用があるものが多いといわれています。

頭に血が上ると心臓にも負担がかかりますし
メンタルもカッカとしていいことがありませんよね。

ほかにもジクジクしたようなできもののようなものを悪化させない効果があるとも考えます。


苦味の代表格・緑茶は、現代医学でも
カテキンやタンニンといった成分の抗酸化作用が
心筋梗塞などの発症を抑えるといわれているそうです。

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