見出し画像

VUCAの時代はT型人材が活躍する | GO OUT (前半) 【読書記録1】

『GO OUT 飛び出す人だけが成功する時代(坪田一男)』

GO OUT 飛び出す人だけが成功する時代(坪田一男)

タイトルを見て、啓発本あるあるの「コンフォートゾーンから飛び出してみよう」という話かな?と思いつつ気になって読んだら、結構面白かったのでシェアします!

全体を通して著者が言っているのは、「とにかくGO OUT、外に出よう!」ということ。コンフォートゾーンから飛び出せば、このVUCAの時代でも楽しく生きていける。価値を生み出せる。だからどんどん新しいことを学んでチャレンジしていこう!という感じです。(※ あくまで個人的な解釈です)

たしかに、コンフォートゾーンを抜け出さないとだめだと頭ではわかっていても、楽な方へと流されてしまう…
ものすごく飽きっぽくてすぐに新しいものを探してしまう私でも、やっぱり現状維持バイアスに支配されているなと思うことが多々あります。そして、なによりも、何かに挑戦するのって面倒くさい
著者は新しいことに挑戦するのを躊躇するのはさまざまなリスクがあるからだ、と書いていますが、私の場合はリスクよりも「面倒くさい」が先にきます。
宮﨑駿監督も「世の中の大事なことってたいがい面倒くさいんだよ」と言っていたそうですが、本当にその通りだと思います。

「その面倒くささを乗り越えて何かをするからこそ、新しいものが見えるし生み出せるようになるんだ!」

そんなことわかってるんじゃほーい!
とよくビジネス書や啓発本を読みながら思いますが、まあそれは置いておいて。

著者によると、人材には4つの「型」があるそうです。

  1. I型人材(専門知識の深化のみ)

  2. T型人材(専門知識と一般知識のバランスがとれている)

  3. π型人材(複数の専門知識と一般知識のバランスが高度にとれている)

  4. プチT型人材(会社内の異動で腹痛の職務をこなすジェネラリストだが、一般知識の幅も専門知識の深さもない)

私たちが目指すべきは「T型」あるいは「π型」。

それぞれの型の違いは「探索」と「深化」の度合いです。
新しい知見を得るために「探索」して、探し当てたものを深掘りして磨き込んで「深化」する。イメージとしては、「探索」は自分の知見を特定の分野に限らず広げることで、「深化」は専門知識を得ること。
なぜTかというと、ちょっとややこしいのですが、図で表すとこんな感じ。

T型人材(参考:『GO OUT 飛び出す人だけが成功する時代(坪田一男著)』)

Tの横棒は探索、縦棒は深化を示していて、探索の軸の右側は自分の仕事に少しでも関連すること、左側はあまり関係ないこと。
目標は、左右と下に大きく飛び出して、その3点を結んで大きな三角形を作ること。自分の仕事に関連あることだけ探索して、他のことは探索しない場合は三角形は小さくなり、探索の横幅があっても深化が足りなければやっぱり三角形は小さくなる。このT型の3点を結んだ三角形が大きくなればなるほど、大きな価値を生み出せる、ということのようです。(πだと四角形になる?)
なるほど(正直に言うとちょっとわかるまで時間を要したのですが)言わんとしていることはわかります。

私の話に置き換えると、スペイン語を教えるという仕事をしている以上、スペイン語の知識を深化させなければならない。でも、それと同時に、教授法やスペイン語圏の国々の歴史や文化、マーケティング・経営等についても学ぶ必要があるし(右側の探索)哲学、音楽、アニメなど、直接関係はないけど学ぶべきものがある(左側の探索)という感じかなと思います。

私の場合、特に気をつけなければならないのは、深化するだけになってしまうことだなと思いました。
探索には、読書や経験などで知見を広めるほか、新しい人に会う、ということも含まれています。私はもともとGO OUT(出かける)より家で一人でいたい派で、特に人と会うのが苦手です。でも、スペイン語の知識だけあっても新しいものは生み出せないし、もっと積極的に色々な人に会っていくべきだなと反省しました。
そして、個人的に、最近は教養人になる!というのが目標なので、仕事に直接関係ないことも勉強していいんだよ、と免罪符をもらった気分です(笑)

きっと、今の私はT型にもなれていなくて、背丈の低いI型くらいだと思います。
どんどんと拡張させて大きなTやπになれるよう頑張ります!

みなさんは、自分の今の状態はどの型だと思いますか?ぜひ教えてください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?