夏に読みたい恒川光太郎さん作品おすすめ2作!

夏ですね!
夏といえばホラーやミステリーが楽しい時期になってきました!

私は毎年、夏~秋になると、恒川光太郎さんの2作品が読みたくなります。

1つ目は王道ホラーの「夜市」!
夜市自体も好きなのですが、同時収録されてる「風の古道」がなんとも言えないノスタルジックな雰囲気でずっと記憶に残るんです(笑)

夜市

大学生のいずみは、高校時代の同級生・裕司から「夜市にいかないか」と誘われた。裕司に連れられて出かけた岬の森では、妖怪たちがさまざまな品物を売る、この世ならぬ不思議な市場が開かれていた。夜市では望むものが何でも手に入る。小学生のころに夜市に迷い込んだ裕司は、自分の幼い弟と引き換えに「野球の才能」を買ったのだという。野球部のヒーローとして成長し、甲子園にも出場した裕司だが、弟を売ったことにずっと罪悪感を抱いていた。そして今夜、弟を買い戻すために夜市を訪れたというのだが―。第12回日本ホラー小説大賞受賞作。
「BOOK」データベースより

風の古道(夜市に収録)


7歳の春、花見に出かけた小金井公園で父とはぐれて迷子になっていた私は、見知らぬおばさんに導かれて入った奇妙な未舗装道を歩いて武蔵野市の家まで帰るという経験をしたことがあった。12歳の夏休みにその話を親友のカズキにしたところ、興味を示した彼と共に私は再びその道に入ることになる。その道は、古くから確かに存在しながらも、ほとんどの人間には見えず、神々や異形の者たちが通る特別な道「古道」であった。 どれだけ歩いても一向に出口が見当たらず、不安を募らせていた私達は、茶店でレンという名の永久放浪者の青年と出会い、彼の案内で最も近くにあるという日野市に繋がっている出口に向かう。しかし、遭遇したコモリという男とレンが争いになる中、カズキは重傷を負い、まもなく死亡してしまう。私とレンは、カズキを生き返らせるため、蘇生の秘術が伝わるといわれる雨の寺を目指して旅を続けることとなり、その道中でレンは私に自身の出生の秘密や、コモリとの因縁を語る。
Wikipediaより抜粋

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おすすめ2つ目は「秋の牢獄」!
ホラーというよりはミステリーなのですが、こちらの作品も私のお気に入りの1つです。
ストーリー自体が長いわけでは無いのに読み終わったあとの満足感が好きで何度も読んでしまいます(笑)

秋の牢獄

十一月七日、水曜日。女子大生の藍は、秋のその一日を何度も繰り返している。毎日同じ講義、毎日同じ会話をする友人。朝になればすべてがリセットされ、再び十一月七日が始まる。彼女は何のために十一月七日を繰り返しているのか。この繰り返しの日々に終わりは訪れるのだろうか―。まるで童話のようなモチーフと、透明感あふれる文体。心地良さに導かれて読み進んでいくにつれて、思いもかけない物語の激流に巻き込まれる―。数千ページを費やした書物にも引けを取らない、物語る力の凄まじさ。圧倒的な多幸感と究極の絶望とを同時に描き出す、新鋭・恒川光太郎の珠玉の作品集。
「BOOK」データベースより

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皆さんもぜひ夏から秋にかけてのこの時期に読んでみてください♪

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