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メディア・情報リテラシーの勉強会を主催してみて

以前、先生の学校主催の「ゼロから学ぶメディア・情報リテラシー」に登壇をしたことをFacebookに書いたら、ありがたいことにそれを聴いてみたい、という声をいただいたので、初めて勉強会というものを主催した。勉強会と言っても、私にとっては参加者が全員顔見知りだったので、他の登壇よりリラックスして臨むことができ、参加者も同じような感じだったように思う。良い意味で緩い雰囲気で開催できたような気がする。

講演内容

「ゼロから学ぶメディア・情報リテラシー」の内容に興味を持ってくれた方々だったので、基本は同じ内容にし、参加者の属性を意識しながら少しアレンジしてお話しした。私が1時間お話しして、30分は質疑応答という形に。

1)メディア・情報リテラシーとは
2)ネット検索の仕組み
3)ネット検索の弊害
4)現在取られている対策
5)効果的な検索方法
6)まとめ

参加者の感想

勉強会後、大変有難いことに全員が自主的に感想を送ってきてくれた。
感想は大きく分けて2種類。
①私の話を聞いて知らなかったことがわかった。情報の取得について考えるきっかけになった。
②他の参加者との交流の中で新しい発見があった
①の感想は、講座でお伝えしたことが伝わっていることが伺い知ることができ、嬉しい。そして、②の感想は興味深い。具体的な感想は以下の通り。

・いろんな方とお話しすると、同じことを学んでも、思っていること、感じたことが違う。刺激になりました。
・会社でこの研修を受けていたら、最後に感想をとなっても、こんなにたくさんの観点からの感想を聞けなかった。異業種が集まると学びが多い!

この回の質疑応答では、私への個別の事例に関する質問もあったが、講座の内容を受けて自分はどう思ったかについてシェアをすることができた。これがこれらの感想に繋がったのだろうと思う。

いただいた感想は本当にその通りだと私自身も思っている。私もこの最後の質疑応答の時間に多くの気付きを得ることができたし、楽しかった。

特に、エンジニアを職業としている方が「部下から上がってきた情報は主観が入っていないかしっかり確認する」という趣旨の発言をした時には、他の(文系?の)職業の人に刺さっているように見えた。職業(職業習慣、日ごろ自分に求められていること)が仕事外の日常の思考方法に影響を与えているのだと改めて感じた。


また、この②の感想を読んだ時、以前、私の活動についてお話をした人に、以下のように言われたことを思い出した。
「自分の情報収集方法や情報の解釈が良いのか悪いのか、ということは自分ではわからない。だって他の人がどのように行ってどのように解釈しているのかを知らないし、私の方法を誰かに確認してもらったこともないから」
たしかに、私たちは毎日ネットで検索をしているが、それは通常自分一人で完結してしまうことがほとんどだ。しかもその方法は誰かに教えてもらって身に付けたものではなく、自然になんとなく身に付いたものである。だから、他の人がどのようにそれをしているのか、について知る機会もないし、話す機会もない。それに、得た情報が同じだとしても、それをどのように解釈しているのか、について話すこともない。
だからこそ、他の参加者の情報についての考え方や接し方を知ることで、新しい発見につながったのだろうと思う。

勉強会をしてみて

知人からの話を聴きたいというリクエストから始まった今回の勉強会だが、今まで私と様ざまな場面で関わりを持ってくれた方々が複数人参加してくださり、彼ら/彼女らが交流し、その中で気付きを得てもらえたことは私にとってとても嬉しい。
皆、次回も機会があれば参加したいと言ってくれているので、コンテンツを作って定期的に活動していきたいと思う。
なかなか情報について考える機会は日常生活の中ではないが、こうした草の根運動を地道に続けて広げていきたい。

知り合いでも知り合いでなくても、興味のある方には個別に勉強会を開催しますので、お気軽にお声かけください。(すでに何人かからご要望をいただいているので、そこに合流して実施するのもいいなと思っています。)

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Facebook 安藤未希


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