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病院の待ち時間について考えてみた

木下斉さんかのVoicyで配信された「ヤバいよ病院」シリーズをご存知でしょうか。木下斉さんが入院された時に、病院のやばい部分を幾つも発見したため、それをVoicyで配信してくださいました。

【収録された放送内容】
001 デジタル化しようぜ
002 介護施設化と異様なオプション
003 運動不足になり、エンタメは皆無な病院
004 死生観
005 トレードオフ
006 清算金をみて思う医療点数の闇
007 マイナ保険証、医療の適正化のヒント/コメント返し

木下斉さんのVoicyより引用

そして、「病院がどこまで自分たちのヤバさに向き合っているか。」を、今回は「病院の待ち時間」を議題にとって考えたいと思います。
 
例えば
「診察予約時間が10時」→「実際には診察が11時から始まる。」
つまり1時間も予約時間とズレてしまうと言うことは医療現場ではよくあることだと思います。ではこのような対策として病院側はどう対処しているのかを考えてみました。

①「見える化」する
例えば、モニターを設置して現在何時の予約の人が診察を行なってるのか、何番目の人が診察を行なっているかが分かるようにし、大体どのくらい待てば良いのか予測させることで患者さんのイライラを抑えると言うものです。
これは良く見る光景だと思います。

②接遇を向上させる。
待たせても、イライラさせないよう、「大変お待たせして申し訳ありません。」と患者様の目線に合わせ、表情や会話から、患者さんの気持ちを和らげる。
ある程度大きい病院では、「接遇研修」を行なっているのではないでしょうか。

③テレビや本を設置する。
待ち時間に時間を持て余さないよう、テレビを設置したり、本を読んだり、少しでも快適に過ごせるような環境を作る。

でもこれって「患者さんのイライラを抑える。」効果はあったとしても、
待ち時間の短縮になりませんよね。。。。

患者さんは、予約時間に診察を受ける権利があると思うんです。
それを当たり前のように、「何分も何時間も待たせる。。。」
診察待ちならば100歩譲って仕方がないとしましょう。
前の人が重病かもしれないし、不足の事態が起きているかもしれません。
しかし、会計待ちでも何分も待たせる。。。

病院の「待たせて当たり前」の文化、どうにかならないかなと思います。
モニター設置しても、接遇向上しても、環境を改善しても、問題点の「待ち時間」は短縮できません!

【まとめ】
今回は、「病院のヤバさを待ち時間の観点」から考えてみました。
そして、待ち時間を短縮するために病院が行なっていることを考えてみたところ、少なくとも私の勤めていた病院に関しては「見当たらない。」と言う結論に至りました。
病院の行っていることは、「待ち時間があるのは仕方がない」=「待たせても患者さんが不快に思わない環境作り」をしようとしている気がします。

つまり「病院は病院特有のヤバさに向き合えていない」と言う結論になりました。


【今後について】
今年度は、6年に一度訪れる、医療保険のみならず、介護・精神福祉サービスのトリプル改定の年です。診療報酬の改定従来の診療報酬改定は、4月1日より施行となっていましたが、2024年度の改定より2ヶ月後ろ倒しとなる6月1日からの施行であり、今週末からです。(一部は4月から施行されているものもあります。)

また少しずつDX化を進めようという方針のようです。
期待しています、、、!!!

多くの職場では、6月に向けシステムを変更したり、新しい診療報酬に向け、バタバタしているのではないでしょうか。
このトリプル改定で計算の間違いや会計時にお待たせすることが増えないと良いなと切に願います。

病院にかかったり、介護保険を利用されている皆様、
6月から、もしかしたらいつもと同じ内容の診察や介護サービスを利用していても料金が変更になっているかもしれません。6月から診療報酬が変更するということを、頭の片隅に入れておいてもらえたらと思います。

そして、待ち時間にストレスを抱えてる皆さん、オンライン診療、おすすめなので使ってみて下さい!



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