ドイツ② お金
前回の続きでドイツ時代の話をします
ドイツ6部での2シーズン目が始まってなかなか試合に出れず
週6でおにぎり屋で正社員として働き
筋トレで自分を成長させる時期を過ごしていました
そこで自分に嬉しいニュースが入りました
5部のチームで日本人を探していてこないかと
打診され自分はもちろん行きますと
ステップアップできる自分には嬉しすぎる話
そうして後期シーズンから5部のvfb speldorfに入団しました
このチームは日本人の方が監督になり日本人選手を集めて
5部で戦う形になりました
その中に自分も加わり、ここで結果を出せば次は4部に行けると息巻いていました
ここがチャンスだと思い、就労ビザのために働いていたおにぎり屋をやめ
親にお願いしてお金を支援してもらい
サッカーだけに集中する生活を送りました
さすが5部でリーグ自体の質も高く
元ブンデスリーガなど他のチームにいました
半年5部でやった結果
試合に出れたのは10試合程度
厳しさを味わいました
その時感じたのは
ステップアップすることも大事だが
それよりも試合に出て試合で結果を残すことが大事なんだと気づきました
カテゴリーが低くても自分が輝けるチームでなおかつ結果を残す
実力で上に上がれたら
自信もつくし
カテゴリーが上がったととしても
自分のプレーができる
そんな経験をドイツでしました
ただやはり5部でできたのは大きかった
素晴らしいスタジアム、ハイレベルなゲーム、緊張感
もっとこの環境でやりたかったが
試合に出ないと意味がないと感じ
6部にカテゴリーを落としプレー
チームの信頼を勝ち取り毎試合スタメンで使ってもらえました
試合に出ることでコンディションも上がり、最高の時間を過ごしました
半年サッカーだけに集中させてもらい
ドイツでパーソナルジムにもいき身体作りもできました
ただやはりお金は減っていき
また働く必要が出てきました
今思うと自分がもっと資金運用などお金について勉強していれば
もっとサッカーだけの生活をできたのかもしれません
ということで新たに韓国人がオーナーの寿司レストランで正社員として働きました
ここでとんでもない経験をしました
給料未払い事件です
3ヶ月働いてお前は使えないから給料なんかでないよと言われ
その時初めて泣きながらぶちギレたのを覚えています
韓国人のオーナー兼職人の人と自分がアシスタントポジションで仕事していました
午前から夕方まで仕事をして
サッカーはある日は練習に行き
その後また店に戻り仕事
仕事中もかなりひどい扱いをされ
心身ともストレスがありましたが
サッカーの調子も良くサッカーできるなら我慢してやる
そんな中、急に使えないから給料払わないよと言われ
何か自分の中で糸が切れた感覚でした
結局他の人にも給料を支払ってなかったことがわかり
いろんな人が辞めていきました
自分にも今までのことは無かったことにするから残ってくれないかと
意味がわかりませんでしたが
働いた分の給料だけもらい退職しました
ビザの関係とお金の関係で帰国を決意
語学ビザを補えるくらいお金を貯めて戻ってくると決めて
お気に入りの練習着とスパイクをお世話になった大家に預けて帰国しました
そこで自分のドイツ生活は一度終わりました
もっとドイツでサッカーがしたい
それでも向き合わなければいけない問題
2年間でお金を稼げるほどの選手になれなかった
自分の実力不足
やっぱり海外で生活するにはかなりお金が必要で
飛行機代だけでもかなり必要
海外の人と比べて日本人はお金について勉強しないと言われているが
本当にそうで、同い年で知り合ったドイツ人も
18歳から株を勉強して
親からもらったお金で資産形成をしていた
投資をする
日本人はこの言葉にネガティブのイメージだが
海外の人はかなりポジティブなイメージを持っていると思った
それを20歳でしれた自分は本当に良かった
でも知っているのと行動しているかはまた別で
お金を貯めている日本で
それを実践できずにいた自分がいた
投資=簡単に稼げる にはならなくて
しっかり勉強して失敗して改善していく
ここまでして“知っている” ということになるのかなと思います
いまアルメニアで時間がある自分
どう時間を使うかで1、2年後の生活が決まってくる
もうお前は時間の大切さを知っているぞ
時間を有効的に使えているか?
そう毎日問いかけながら生活しています
改めて言うと
18歳でドイツ行きを決断して良かった
自分の実力不足をしっかり感じてその中で何ができるか
考える力、問題解決力をつけることができた
過去の決断は全て正しかったと
自分に言い聞かせて
大舞台でサッカーできるよう
今は生きていこうと思います
今回も長い文章を読んでいただきありがとうございました😊
アジョーーー!(さようなら)
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