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娘と話したこと② 薔薇と会話と

きみは『星の王子さま』の「薔薇」だったんだ
いろいろ話をして 一番伝わりそうな メタファを思い出し
そう告げると
娘は少し考えて「あそこまでじゃないでしょう?」と聞いてくる
そして「もう『薔薇』じゃないし」と言った
そうだね、と笑顔で応える
今のきみは 会話を知っている
そして 自分の閉じた世界以外の存在を 感じている 

会話をすることで
自分の論理展開以外の「道筋」を知ることができる
たとえそれが 永遠に交わらないのだとしても
自分からは決して出て来ない その「道筋」の存在を知ることで
自分の道が少し、変わるかもしれないのだ


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