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高齢出産のススメ

44歳で人生初めて妊娠して、45歳で出産しました。産科での初めての診察では、「高齢だから」を連発され、まだ若いと思っていたのに、ちょっと傷付いて、夫さんが「若いよ」と励ましてくれた。

今、無事に出産をして、毎日、息子ちゃんのことをかわいいなぁと思って、「かわいい」を連呼しておりますが、

今までの自分の人生の歩みを振り返って、20代だったら、30代だったら、同じようにかわいいと思えていただろうか??と思う。

「ねぇ、夫さん、もし夫さんが20代前半で、今の状況で子供がいたら、今と同じように息子ちゃんをかわいいと思えた?」

と聞いてみた。

聞いてみたら、しばらく間があって、

「うーん。むつかしいかな」と返って来た。

超テキトーだった20代、中身はまだまだ子供だった30代は、身体のことを何も知らなかった。身体に意識を向けるなんて思いもしなかったし、言われても分からなかった。産前産後の過ごし方も知らなかった。妊娠中にしてはいけないこと、するとよいこと、何も知らなかった。

整体の勉強をして、知識が付いて来て、身体が少しできてきて、自分の身体を自分なりに内側に意識を向けることができるようになって、だからこその安産だったし、「自宅で産む」というやってみたかったことができた。120点満点の出産で大満足で、だからこそ、かわいいと思えている。

子育ては体力勝負で、いくら夫さんが気を使って、まだ若いよ・・と褒めてくれても、身体はやっぱり40歳を大幅にオーバーしていて、体力的にしんどい時もある。

産後しばらくは、1時間に1度起きて授乳。連続して眠りたい、というのが願いだった。

順調に見えた産後も、乳腺炎になる。これはまた順を追って日記に書きたい。陣痛の何万倍も痛かった。

産後しばらくは、温かいものを温かいうちに飲んだり、食べたりするのが難しかった。食べようと思うと起きて泣いてしまう。泣き止んで食べようと思うと冷めている。

温かいものを美味しいうちに食べる、ということを手放す。

眠い、食べたい、赤ちゃんのことを最優先という順番よりも、「自分」が先に立ってしまうと、途端に辛いことばかりになってしまう。

いつでも自分を放り投げて、できたてのラーメンよりも、泣いたら赤ちゃんに意識を向ける。

それ、20代の私にできたかしら・・30代の私にできたかしら・・と考えると、できなかったかも知れない、と思う。

世の、若くしてお母さんになって、しっかり子育てしている方や、友人を見て尊敬しております。本当にスゴイ。

40歳をうーんとオーバーして、年齢が離れている分なのか、泣いていても、寝ていても、何かを夢中に食べている姿に、きゅんきゅんしてしまい、何していてもかわいいなぁとデレデレです。

夫さんは、「精神的に余裕があるのかもね」と言ってくれました。

もし、20代の私だったら、(世の20代の女性が、ということではないですよ)精神的に余裕がなくて、子育てに悩んだり、嫌になったりしていたかも知れない。遊びたいし、眠いし、お金も無かったし。

きっと息子ちゃんは、ずっと私が成長するのを待っていてくれたのかも知れない。成長とタイミングを見て、来てくれたんだと思う。

夫さんが、「高齢出産ってメリットが多いかもね」と言ってくれた。一般的にはデメリットが多いように思われるけれど、野口整体の世界では、メリットも多い。

夫さんからのアドバイスで、日記の紹介文に、「高齢出産のススメ」と入れてみた。

なにがどうメリット?かは、少しずつ書いて行けたらなと思います。


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