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看取りでなくても食べられない理由

こんばんは
9坪ハウスの住人mikenekoです

介護系のフリーランスのナースで
最近は3ヵ所のデイと訪問入浴で勤務してます

1ヵ月ほど前に、看取りの利用者さんの
食事について書きましたが

看取りは、食欲低下し栄養の吸収ができず
水分がカラダに溜まるだけの状態です

しかし、看取りでなくても食べられない事が
あります
その一つが「嚥下困難」飲み込みが悪い
場合です

どういう事かと言うと
私達は口から食べ物を入れると噛み砕いて
飲みこむことができるのに対し

高齢になるとだんだん飲みこむのが大変に
なってきます
時期については人それぞれですが
健康状態が落ちてくると、食事をしても
飲みこむ音がしたからって
口の中に残っている事があるのです

母の為に準備した介護食


今年に入ってから食欲が落ちて入院し
一時は看取り対応までなったのに
それでも何度か復活をしては私達を驚かせた
利用者さんがいます

しかし、今回ばかりはそうも行かず
口に入れて飲みこむ音がしても口に残って
しまい、一度では飲みこむ事ができません

幸い、介護職員が食事介助するのは稀で
食事量が少なくても、相談員の理解もあり
無理強いしないから本人に余計な苦痛を
与えずに済んでますし

訪問看護も利用しているので
状態に変化があれば、すぐに対応できるように
なっていて救われる思いです

さて、改めて言いたいのは
利用者さんの食欲がない理由は色々だという事

病気の時だけでなく、看取りもそうですし
少しずつ体が弱ってきて、飲み込みが一度では
できず強くムセる人もそうで
この場合は、誤嚥性肺炎になる危険があるから
食事を中止にします

これは介護の仕事をしている私達だけでなく
自宅で介護をしている場合でも言える事ですが

むせた時に食事を中止するのと
少しでも元気になって欲しいと
無理強いして誤嚥性肺炎になるのとでは
どちらの方が本人にとって辛いのか?
を考えてみてほしいのです

今回は食欲と言うより
食べられない理由のひとつとして書きました

在宅介護でこんな状態なら
担当のケアマネージャーや主治医が
何らかの方法を提案すると思いますが
よかったら参考にしてください

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