「なんで、ふつうにできないの?」そう浴びせられてきた人たちへ。
「なんで、ふつうにできないの?」
という言葉を、何度人生で浴びせられただろう。何度頭のなかで反芻しただろう。母の説教を、クライアントの怒号を、右から左に聞き流しながら、「そんなの、わたしが1番知りたいんだが〜!」と憤っていた。
「ふつう」って何やねん。どうしたらそこに到達できるのよ。散々悩んで、試行錯誤した挙句、とうとうわたしは「ふつう」になれず、会社を辞めて、フリーランスのライターとして働きはじめてから4年が過ぎた。
いまのわたしは、世間の「ふつう」にポイと匙を投げ