見出し画像

不完全の美

【ミロのヴィーナス】

ミロのヴィーナスには、両腕がない
世間からは、両腕がないからこそ美しいのだと評されているそうだ
両腕がないからこそ、美しいと感じる
「それは何故なのだろか?」
その存在していない両腕がもし存在していたら、どんな形をしていたのか
想像の翼を広げられるからだと一部では言われているそうだ

【不完全の美】

不完全だからこそ、未完成だからこそ、
探究心がくすぐられる
もし、ミロのヴィーナスに両腕は存在していたのなら、
何故なくなってしまったのか
作者が意図的に壊したのか、それとも不慮の事故で壊れてしまったのか
はたまた、そもそも両腕は存在していなかったという可能性もありえるのか
いろんな見方、考え方ができる
想像の翼は無限に広げることができる

完璧を求めすぎてはいけないと思う
なぜなら、完璧を追い求めて、自分の思う完璧な姿を手に入れた瞬間、自分という人間はそこで立ち止まってしまうことになると考えるからだ
そして、完璧な姿であり続けなければいけないという謎の使命感にかられ、
自分で自分を追い込み続ける負のループに陥ってしまう危険性があるからだ
また、完璧な自分を演じることに囚われ過ぎて、自分を見失うことにもなりかねない
だからこそ、自分は多少不完全さを持っていた方が生きやすいなと感じる
自分の不完全さを自覚し、受け入れているからこそ、他の人と手を取り合って共に力を合わせて頑張ろうと思えるし、周りの不完全さを受け入れようという心の余裕が持てる
そして周りもまた、私の不完全さを受け入れた上で、私に手を差し伸べてくれているように感じる

【不完全だからこそ、完全体ではないからこそ】

人は多少の不完全さがあるからこそ、助け合いの精神を育めているのかも
しれない
そして、完全体ではないからこそ、成長に終わりがないからこそ、
今までこうして進化し続けられてきたのかもしれない

最近つくづくそう感じている

記事にご興味を持っていただいた方の中でもし、サポートしてもいいよー!という方いらっしゃいましたら、ご支援いただけますと幸いです。いただいたサポートはクリエイターとして、今後も充実したコンテンツを皆様にご提供し続けられるよう、全てモチベーション維持・向上に充てさせていただきます🐈