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猫と聖夜

夜中、窓の外から少し変わった音がしたんだ。
僕たち猫は小動物のたてる物音に敏感だ。
耳をピンと立てて抜き足差し足・・僕は窓辺に忍び寄った。

ラクガキ小僧

そしたらさ、スズメぐらいの大きさの何かが窓ガラスの向こうにいるんだ。
で、それは窓ガラスに張り付くようにして何かをしていた。

ムム・・何だ?
僕は身を伏せて外を覗いてみたんだけど、外も暗いし部屋も真っ暗であまりよく見えなくてね。
だけど窓の向こうから確かに何かの気配が感じられるんだ。

ムムム・・只今観察中

窓の外から聞こえてくるシュー、シューという密かな音が眠気を誘う。
僕はしばらく窓辺でそれを見張っていたんだけど、どうにもこうにも寒くてね。

・・寒いし眠い。
時間外のニャルソックで疲れてしまった僕は寝床に戻るとすぐ眠りに落ちた。

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僕は夜が明けると窓の桟に登り外を観察するのが日課なのだけど、今朝は桟に上がるなり変なものを見つけた。

〜〜窓ガラスに何かが浮かんでる!

ラクガキ小僧の絵

わ、これは何だ??
僕はそれに触ろうとして手を伸ばしてみたんだけど爪がガラスを擦るカリカリという音がしただけだった。
何だか分からないけど僕はそれを寝転んでしばらく眺めていた。

ガラスの向こうで朝日を浴びてキラキラと輝いていたそれ。
しかし、それはお日様が高くなるにつれてだんだんとぼやけてゆき、母さんがご飯を持って来る頃にはすっかり消えていた。


今年もみなさまには大変お世話になりました。
色々とありがとうございました。
わたしは明日から仕事がてんこ盛りになるので( ;  ; )早目に暮れのご挨拶させてもらってます。
それから、いつも以上にゆっくりペースですがまたみなさまのところにも遊びに行かせてくださいね^^

どうぞ良いお年を!


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