「写ルンです」を使ってみて
この間東京に遊びに行ったときに、レンズ付きフィルムの「写ルンです」を買ってみた。
何で買ったかというと、僕はFMエアチェックやアナログレコードに手を出していて、じゃあ次はフィルムカメラだろうという、まぁそれだけの理由だ。ただ、ちゃんとしたフィルムカメラは種類が多すぎてどれを買えば良いか分からないし、そもそもお試しでやってみたかっただけだから、一番手頃な「写ルンです」を買ってみた次第。
この「写ルンです」、少し専門的な話になるけれど、画角・明るさ・ピントがすべて固定(単焦点・固定絞り・パンフォーカス)で、いじれるものが何も無い。ただシャッターを押すだけでそこそこの写真が撮れるというなんともお試しにピッタリなお手軽カメラだ。
どうやらその点がウケているようで、実際に家電量販店のカメラコーナーの一角には「写ルンです」が20個ほど置いてあるという状況だった。
スマホで撮ると何でもない風景も、フィルムだとエモくなる。
iPhoneと写ルンですの写真の比較
せっかく手元にデジタル(iPhone)とアナログ(写ルンです)の2つのカメラがあるのだから、どんな違いがあるのか比較してみようと、それぞれ同じ構図で写真を撮ってみた。
御茶ノ水駅にある「お茶と水だけの自販機」
日大理工学部の図書館らしい
神保町の交差点
総じて暗所に弱いということが分かるだろう。「お茶と水だけの自販機」は、iPhoneの写真を見ても分かるようにそれほど暗い場所という訳ではなく、フラッシュを焚かずに撮影してしまったが、ほとんど自販機の明かりの部分しか写っていなかった。「日大理工学部の図書館」や「神保町の交差点」も、影になる部分はより暗く写ってしまっている。
「写ルンです」のフィルムはISO400で、晴れ~曇りでの撮影に適しており、室内や夕方~夜では露出不足で暗くなってしまう。屋外ではどうしようも無いが、室内ならフラッシュを焚くのを忘れないようにしようと思った。
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