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【第2回】「完パケ!」

今回ご紹介させて頂くのは、「ウィンドノーツ」「ヒトリコ」でそれぞれ第22回松本清張賞、第16回小学館文庫小説賞と2015年にダブル受賞で一躍人気作家となった額賀澪氏の作品、「完パケ!」です!!

やはり「ヒトリコ」「屋上のウィンドノーツ」、そして「タスキメシ」は外せない彼女の代表作であり、どれも素晴らしいですが、
私は「完パケ!」と「さよならクリームソーダ」(←また後日紹介予定)をゴリゴリに推してます!

主に青春小説で活躍されている額賀澪氏。
やはり青春小説というと、ティーンズの読者が多いですが、額賀澪氏の作品はどれもティーンズ〜その親まで(ひょっとしたらお婆ちゃままでも!)楽しめます!はい、私の母も夢中になりました!そしてこの「完パケ!」も例外ではありません!!


ざっくり言うと、映像大学にてたった1つの監督の座を巡り、映画制作に本気を出す2人の学生のお話。

天才肌だが要領の悪い安原くんと、賢くなんでも器用にこなす北川くんが、お互いの才能を認めつつも本気で戦います!


もうこの時点で青春感がすごいですが、なんと言っても登場人物たちの心の奥底の本音がね、また青春なんです!←語彙力😂

そして青春をしつつも、後半の親子愛に涙腺がやられました。
もう彼らの完パケまで目が離せません。

この作品で映画の世界の努力、苦悩、楽しさ、やりがいを垣間見た気がします!


なんでしょう、私がずっと映像化したらいいのになーと願っている作品です🎬
なんでまだなってないんだろうってくらいです。


もしこの記事をお読みくださった映画監督さんがいたら、ぜひ一度お読み頂きたい良い作品です。

タイトル 「完パケ!」
作者 額賀澪
出版社 講談社
出版年 2018年
ISBN   978-4-06-220953-3

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