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書籍編集者の「楽しくnote続けるコツ」⑥── 電車時間を活かす!

こんにちは!
三笠書房の5年生編集者です!

さて、そこまで「大好評!」というわけでもないんですが(笑)、

多くの方に見ていただいている、

「noteを楽しく続けるコツ」
シリーズの第6弾


をご紹介します〜🙌


◆電車で過ごす時間、みなさんどう使ってますか?

突然ですが、皆さんは電車に乗っている時、何をしていますか?

以前の私は、ただスマホをいじったり、読書をしたり、特に何も考えずに過ごしていました。

でも、ここ半年くらいで、

「電車に乗ったら → noteを書く」


を徹底するようにしております!

というのも、自分でも不思議なんですが、自宅やカフェで腰を据えて書くよりも、電車の中のほうが妙に集中できるんですよね🤔

なんでかはハッキリわかりません(笑)、でも揺れたり周囲の音がしたり、窓の外の景色がどんどん変わっていく電車の中って、逆に頭が冴えるというか。

限られた時間で集中力が途切れやすい自分には、ぴったりの環境であることがわかったのです✌️


◆電車の中で感じる「移動の魔力」

「移動時間は無駄」という話もよく聞きますが、私は逆で、

電車の中こそ貴重な集中時間。


だから、noteを書く、でなくてもいいのですが、とにかく集中するのにもってこいなのです。

そういえば、宇佐見りんさんの芥川賞受賞作『推し、燃ゆ』(河出書房新社さん)に、移動に関する面白い話がありました。

午後、電車の座席に乗っている人たちがどこか呑気で、のどかに映ることがあるけど、あれはきっと「移動している」っていう安心感に包まれているからだと思う。

──宇佐見りん『推し、燃ゆ』


この「安心感」、めっちゃわかります😳 この作品のテーマではまったくありませんが(笑)、この安心感が集中力につながるのかも、、、。

また、村上龍さんの『限りなく透明に近いブルー』(講談社さん)にはこんな話が──。(たぶん)カメラマンの登場人物の一人が、以下のようなセリフを言います。

 その走っている車の中でね、いろいろ考えるだろう? きょう出発の時カメラのフィルターが見つからなかったけど、どこにしまったのかなとか、きのうのお昼テレビに出てたあの女優の名前なんていうんだったかなとかさ。靴の紐が切れそうだとか事故でもやったら恐いなとか、もう俺の身長も止まったなとかね、いろいろ考えるだろう? するとその考えが車から見る動いていく景色と重なっていくわけ。
家とか畑がどんどん近くなって、また後ろに遠ざかるだろう? それで景色と頭の中が混じり合うんだよ。(中略)目に入ってすぐにまた見えなくなるから頭の中で前に思い浮かべていたことと混じっちゃうんだよ、わかるか?

──村上龍『限りなく透明に近いブルー』


あと、すばる舎さんから出ている『移動する人はうまくいく』の著者・長倉顕太(ながくら・けんた)先生も、「こだま」や「ひかり」に乗って移動中に仕事が捗ると言ってます。やっぱり移動には何か特別な「集中の魔力」があるのかも……?


◆「移動時間」を楽しむ技!

しつこい引用が続きましたが(笑)、この気づきから、私は移動時間が大好きになりました。

予定のない休みの日なんかには、片道3時間弱の熱海までふらっと行き、往復6時間かけて熱海で1時間だけカフェに寄って帰る、なんてこともあります。

いや、ちょっと極端かもしれませんが、これも楽しいんですよね😊ちなみにこの記事も、実際に熱海と自宅を行き来する電車の中で書きました、笑

何よりも、皆さまにとって、移動時間がより楽しく、有意義なものとなればこれ以上うれしいことはありません〜☺️


◆過去の「楽しくnote続けるコツ」シリーズです🙌


(編集部 中西航大)

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