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猫にキャット・トレーニングは可能か?|アニマル・ネイチャー・コミュニケーション

~三毛猫トレーナーの日~

今回はドッグ・トレーニングならぬ、キャット・トレーニングに行ってきました。


飼い主さんの引っ越しと、実家の往復が必要な事情のため、飼い猫が長距離ドライブができるようにできたら、とのご依頼です。果たして猫にトレーニングは可能なのでしょうか?


三毛猫ハナちゃん。15歳の女の子。


ハナちゃんはドライブが苦手で、ドライブをすると、とても緊張して吐いたり、ストレスで喘息になるらしいのです


そこでハナちゃんに聞いてみました。

「引っ越しやドライブについてどう思う?」
「別に何とも」と、本人は意外とこだわっていないのでした


そうなると、ハナちゃんがドライブを好きになるか否かは、人間と猫の知恵比べになります。


そこで、みんな一緒にプチドライブに行くことにしました


ハナちゃんが、「ドライブすると楽しいみたい」という気持ちになってもらう作戦です


まずはこれから何をするかをハナちゃんに説明して、実況中継も加えます。
ハナちゃんは頭が良いので、自分に何が起こるのかをまず知りたいタイプ


そうすると、ドライブが始まっても緊張せずに終始ご機嫌なご様子。

やはり、動物も人間も(人間も動物だけどね)、これから自分に何が起こるのかを知りたいし、わからないと不安になりますよね。


ハナちゃんは興味津々で歩き回ったり、隠れたり、最期には私の膝の上で超リラックス。


運転中には、飼い主さんに協力してもらって、とにかくハナちゃんの鳴き声に最適な返事をしてもらい、

いつも以上にハナちゃんに自由度と選択肢をもたせてもらい、

とにかく「楽しいね~」という気持ちになってもらいました。


ある意味、ハナちゃんと「飼い主さんに」暗示をかける感じです。

そして大切なのは、終わったら必ずご褒美をあげることです。

終始ご機嫌モードだったハナちゃんは、ドライブ後にぱくぱくご飯を食べて超満足。

そうだね~。

どちらかというと、飼い主さんの不安とか心配が影響を与えていたね~。


心配のエネルギーは、百害あって一利なしです。


だからアニマルコミュニケーションは、人間コミュニケーションでもあります。


人間は生き物として環境に対して柔軟なので、様々な選択肢を選んで変えることができます。動物たちは与えらえた環境に順応して生きることしかできません。

ですから、いかに動物の世界を理解し、人間側が快く行動や考え方を変えるかに、動物たちの幸せはかかっているのです。


そしてペットはいつも飼い主さんが大好きなので、飼い主さんが「楽しい気持ち」になると、当然ペットも楽しく元気になります。


この「楽しい」エネルギーは、余命宣告1か月と受けたペットの命を、1年以上も伸ばすことができるほどのパワフルなものなのです。

そうやって、双方がハッピーになれば私はとても嬉しいです。


今回の飼い主さんも、ハナちゃんの扱い方がわかったようです。そして、こんな風にちょっとずつ慣らしていけば、長距離旅行ができそうだと、とっても喜んでいました


どうやらすっかりドライブが気に入ったハナちゃんでした。


結論:

猫にキャット・トレーニングはできないが、気分を変えることはできる。


(photo: ©stockphoto)
 


 

 

 

 

 
 
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