霊的なオルガズム・存在としての快感/オーガズミック・ファンタジー
(抜粋)
神によって貫かれている私の中に、神の実体としてのあなたが重なる。
あなたという神の肉体は、霊としての私だけではなく、肉体も一緒に天国に連れて行こうとする試み。
私の身体は歓喜にむせび泣く。
神の化身である肉体のあなたが、体内に満ちる歓喜に溺れる。
涙は流れ続ける。
ああ、私はあなたに貫かれる奇蹟。
あなたの高まるリズムは私を死の縁へと誘う。
そして閃光のように飛び込む。
死と生の向こう側。
ふたりでひとつのオーガズム。
(抜粋)
あなたの身体が離れても、私の身体は勝手に感じ続けている。
あなたと同じ形状の霊的なペニスが、そのまま子宮に残っているかのように。そしてそれは私の中でうごめき続ける。
感応が次第に激しくなっていく。
まるで目の見えない何者かに犯され続けているかのように、一人で悶え、声が裂け目から漏れていく。
快感は子宮だけにとどまらない。私の身体がふくれたのか、霊のペニスが巨大化したのか。体の境界線を超えた快楽。
存在としての快感。
ただ感じているという空間の私。
エクスタシーが空間を巡り、感じては果て、果てては感じる。私はあなたに貫かれる前から満たされている。エロティックな気が、空間から魂へと拡がっていく。
神の気が私の魂に触れた。
そのたびに、背骨を神気が通り抜け、感電しては快感にのけぞる。制御できない体。神気の愛撫が魂を満たしつくすとき、私は小刻みな、エンドレスなエクスタシーのなかでイく。
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