![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66724641/rectangle_large_type_2_77493afb2476815877fce623a671a685.jpg?width=800)
私は専業主婦だが旦那のご飯を作らない
我が家の食卓事情
私は、自ら進んで旦那(ゆうくん)のご飯を作らない。
私自身は料理が好きだ。
スーパーで旬のものや特売品を探すのも好きだし、旬のお野菜やお魚を使ってなるべく安くて美味しい献立を考えるのも好きだ。たまにはお肉をガッツリ使って料理をするのも好きだ。
パウンドケーキやクッキーやアップルパイやスイートポテトやプリンなどのお菓子を作るのも好きだ。
嘘だと思うのならどうかプロフィールからTwitterに飛んでみてほしい。
ほぼ毎日娘に作った料理や、たまにお菓子の写真を上げているので嘘では無いことを分かって頂けるだろう。
なら料理をするのは好きだけど作る料理が美味しくない、所謂メシマズ女なのか?
いやそれも違う。と思う。
ゆうくんは、私の作った料理を『美味しい』と言って食べてくれるし、友達夫婦と会った時なんか『みかは料理上手いんですよ』なんて褒めてくれるのだ。
なんだよ旦那、手料理食べてるじゃん。
と思ったそこの貴方。
ゆうくんは私の料理を全く食べない訳ではなく、家族みんなで食卓を囲む週末の夜に限っては家族みんなで私の作ったものを食べるのだ。
ゆうくんは平日は娘のご飯の時間に帰って来られないので、せめて週末はしっかり家族で食卓を囲むことにしている。
まとめると私は、
休日の夜以外旦那の為に料理をしない、のだ。
一般家庭における妻が旦那の為に作る料理の頻度より遥かに遥かに少ないと思っている。
その週末の夜でさえも出前を取ったり外食をしたりすることもあるから、ゆうくんの為に料理するのは月に10回もない。
ちなみに誕生日やイベント事はここぞとばかりに作りたいものを心置き無く作らせてもらっている。
私が旦那の為に料理をしない理由
結婚相手を探す際に大事なことに、食の好みが合うことはよく挙げられる条件だと思う。
実際私とゆうくんはお互い好き嫌いも少ないし、私の母が作った私が小さい頃から食べ慣れている煮物をゆうくんは好んで食べるから元々の食の好みが似ている。
では何故毎日別々のものを食べるのか?
理由はゆうくんにある。
結婚する前から、
『俺の分の料理は作らなくていいし、買っておかなくていいから。』
…と言われていた。
以下、ゆうくんの言い分を分かりやすくまとめたものを綴ろう
『料理してくれるのは本当にありがたいけどね、多分お互い食べたいものが噛み合う日って少ないと思う。今日は肉の気分だなぁって思っていて帰ったのに出てきたのが魚だったら、作ってくれて有難いけどなんか違うなぁってなっちゃうでしょ。それは本当に作ってくれたみかにも申し訳ない。子供が産まれたらご飯を作るのも大変な日もあるだろうし、ご飯作りがプレッシャーになるのも嫌だ。俺は俺の食べたいものを自分で買うし作るから、みかはみかの食べたいものを食べて欲しい。』
…との事だった。
もちろん食費はしっかり貰っている。
『主婦のくせに旦那の料理を作らないなんて』
『家族なのに別々のもの食べてるの?』
色々な意見があると思う。
かくいう私も、新婚当初は『私の作るご飯が美味しくないから遠回しにいらないって言われたのかな』『旦那さんのご飯くらい作ってあげたいな』と甲斐甲斐しく思っていた時期があった。
しかし週末私が作った料理をしっかり平らげてくれるし、ゆうくんは嘘をつけるほど器用な人間では無いのだ。
あ、この人は本当に人に気兼ねなく自分の好きなモノを食べたいだけなんだな
と割り切った日から、
『旦那のご飯作らなくていいなんてめちゃくちゃラッキーな環境じゃん』と思うようになった。
もちろん娘がいるので、彩りと栄養バランスはしっかり考えて献立を組むが、それでも旦那の好きな物やその日の気分を汲んで料理をする責任やプレッシャーや手間が全くない生活はとても素晴らしいものだと思えるようになった。
後から帰ってくる旦那のことを考えなくて良いので、たまにはお惣菜やお弁当や即席ラーメンや冷凍食品でチャチャっと楽できるのも嬉しい。
毎日食べたいものを気楽に美味しく食べられるのが1番なのである。
そんな感じで、ちょっと変わっている我が家の食卓事情であった。
こんな感じの家庭ではあるが、娘に『母の味』を思い出として残して欲しいと思っているので、これからもしっかり料理はしていきたいと考えている。
料理でも何事でも、無理せず気楽にやることが長続きの秘訣なのだなぁと感じている。
なんだかんだこんなゆるっとした環境が私には合っているし、そんな少し珍しい環境を作ってくれたゆうくんにはなんだかんだ感謝している。
今日も私は、娘と自分のためだけに、料理をするのだろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?