文ストの影響で与謝野晶子「みだれ髪」を読んだ

文ストとは文豪ストレイドッグスの略で
中島敦や太宰治、福沢諭吉など文豪が登場する異能力アクションバトル作品である。

漫画がアニメになり、映画化や舞台化もされた人気作品だ。

キャラクターはその文豪の作品に関する技を使う。
谷崎潤一郎は細雪
芥川龍之介は羅生門
坂口安吾は堕落論
などなど。

そんな文ストのアニメを見て登場人物の作品が読みたくなり。
与謝野晶子のみだれ髪を読んだ。

みだれ髪は恋の歌集やった。
好きだな~と思うのがあった。

「その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな」

その子はもう二十歳。櫛を入れると黒髪は流れるように美しい。恋をしていれば、この世で一番と思いたくもなる…。わたしのことよ。

この歌いいな~♪と思い調べてたら
俵万智の現代語訳では
二十歳とはロングヘアーをなびかせて恐れを知らぬ春のヴィーナス
と訳されていた。
春のヴィーナス!?面白い^^

「やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君」

人の道を説いているあなた。女の熱い気持ちの血汐に触れなくて、寂しくはないの?

有名なやつだ!

「おもざしの似たるにまたもまどひけりたはぶれますよ恋の神々」

恋しいと思っていると、街なかでもつい似ている人に目が行ってしまう。ほんとうに彼かと思ってしまったり。こんなに惑わせるなんて、恋の神様たちもお戯れをなさるもの…。


「病みてこもる山の御堂に春くれぬ今日文ながき絵筆とる君」

病んで山のお堂にこもる空想をしてみるの。もう春も暮れてめぐりの華やぎが薄れてしまった今日。絵師であるあの方から長い手紙がきた
-そんな恋物語、すてきじゃない?


「紫のわが世の恋のあさぼらけ諸手のかをり追風ながき」

色でいうなら紫。わたしのひと生(よ)の恋の朝明け。勝利のサインの揚げた両手。その手の香りを運ぶ追い風は、ずうっと絶えることがないわ。

今から駆け落ち相手に会いに行くぞ!さぁ出発だ!って歌らしい

「のらす神あふぎ見するに瞼おもきわが世の闇の夢の小夜中」

諭し導く神様を仰ぎ見ようとしても、どうにもまぶたが重い。わたしはいま恋の闇にいて、夜の夢を追うばかりだから。


「かたちの子春の子血の子ほのほの子いまを自在の翅なからずや」

もっときれいになる!春だもの!熱い血汐燃え立つわたしには、今、自由の翼もある!!


みだれ髪に出てくる登美子って人や鉄幹って人について調べたら
晶子と登美子で妻子のおる与謝野鉄幹を取り合って、
最終的に晶子と鉄幹は駆け落ち結婚とか、、、
めっちゃ恋に生きてる;;

しかも子供11人産んでるとか驚いた!
昔はたくさん出産してたって1㎜程なら知ってたけど11人は凄まじいな!


みだれ髪の事調べてたら
滝沢カレンが書いたみだれ髪とはどういう本なのかを説明しているコラムを読んだけど「頭上爆発カップル」とかいろいろと表現が独特で全然内容が入ってこないw
みだれ髪ってそういう意味ではないのでは?wwwいや、詳しくは知らんけどw



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