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楽画の裏側

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「絵本作家の楽画教室」のB面、路地、舞台裏、控え室そんなところです。絵や作画にまつわる、教室からはみ出た記事を投稿します。
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個展のあとがき。

個展のあとがき。

緊急事態宣言発令の結果、本来の会期(4月26日まで)が繰り上がって24日(土)が最終日となったサトウヒロシ個展『花せおうフルコース』ですが、前回の宣言〜今回の宣言の隙間をぬって、約1ヶ月間も開催できたことは幸運だったと思います。

ご来場いただいたみなさま、本企画に関わる商品をご購入いただいたみなさま、個展の情報を拡散してくださったみなさま、原画をご購入いただいたみなさま、カランダッシュ銀座ブティ

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急に絵が描けなくなる

急に絵が描けなくなる

よくある話といえば、よくある話。

僕はプロとして絵を描いているけれど、たまに全く絵が描けなくなる。プロだから仕事で描かねばならんので、描けなくなると本当に困るわけだけど、たいていは2、3日ぼ〜っと過ごしていれば治るから、今まで本当に困ったことになったことは数えるほどだ。

まぁ、追い込まれたり、他の仕事をしているうちにまた描きたくなるんだ。新しい画材やインクと出会うことで治ることもある。

でも

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Tommyさんと描きました。

Tommyさんと描きました。

美文字のTommyさんこと、越智知美さんに会いませんか?と連絡をくれたのは神戸派計画の多田氏である。

「サトウさんがTommyさんに絵をレクチャーして、越智さんがサトウさんに文字をレクチャーする、プライベート企画です。面白そうでしょ?」

と、いつもの軽いノリで誘われ、Tommyさんにお会いしました。

会場は表参道のオシャレスポット神戸派計画オフィス&ショップ内。

最近描いた原画を眺めつつ、

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水墨画の気持ちが少しわかった日。

水墨画の気持ちが少しわかった日。

ここは楽画教室のB面、路地、舞台裏、控え室そんなところです。



先日、何気に描いた絵が良かった。自分でも「お、いいじゃん」と軽くはしゃいでしまうくらい良かった。

深く考えて描いたわけでもなんでもない。ただ、なんとなく頭に浮かんだイメージがあって、下描きもなくぶっつけで描いてみたものだ。

SNSにアップすると案の定、反応がいい。

特にTwitterは気合いを入れて描いたものほど「ウケない

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5分で描ける、画力いらずの万年筆イラスト5選【2020年夏】

5分で描ける、画力いらずの万年筆イラスト5選【2020年夏】

ここは楽画教室のB面、路地、舞台裏、控え室そんなところです。

万年筆は筆記具、文字を書く道具です。でもちょっとしたときに付箋や一筆箋、はがきなんかに小さな絵を添えられたらステキですよね。なんだかんだと自宅にいる時間が以前よりは増えているなかで、ちょっとひと手間かけてメッセージをおくってみませんか?

今日はそんなときにさらりと絵心なしで描ける万年筆イラスト図案を5つ、選んでみました。テーマは「か

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