見出し画像

シニアが生き生きと暮らすために


はじめに


学生の頃から、健康について強く関心を持ってきた。

高校生の頃、祖父が廊下で倒れたのを目の当たりにした。それが、一つのきっかけだったと思う。
通院、入院、手術。それを支える、父母の姿を目の当たりにしてきた。

人はどうして病気になるのだろう。どうすれば元気でいられるのだろう。

そんな思いから、セルフケアに興味を持ち、自分で自分の健康を守る方法を、学び続けている。

シニアの入り口で思うこと

自分自身、シニアと呼ばれる年齢に近づいてきた。

身体を元気に保つことは、もちろん大事だ。
けれども、気持ちを元気に保つことは、もっと大事だと実感している。

ある80代の一人暮らしの男性が言っていた。
「スーパーのレジの人としか話さない日がある」

60代後半の知り合いは、毎週、求人広告を眺めている。

私は今、短時間×週に3日程、勤めに出ている。
ただ、もっと高齢になっても働ける仕事ではないように思え、今後に思いを馳せることがよくある。

人生100年時代。70歳までの就業機会の確保は、企業の努力義務。

とはいえ、シニア層が、無理なく生き生きと働ける場は、少ないように思える。

おばあちゃんたちが主役の「葉っぱビジネス」

徳島県山間部にある上勝町で、注目を浴びてきた「葉っぱビジネス」。
改めて、その紹介記事を読んだ。

上勝町は、県下で最も高齢化比率の高い町。
生産者は、70歳以上の女性が中心。
日本料理を彩る葉や花など(つまもの)を栽培、生産、販売する仕事で、成功を収めている。

記事の中にこんな文章がある。

「『忙しゅうて、病気になっとれんわ』という達者なおばあちゃんもいる」ほど、高齢女性が生き生きと働いて収入を得て、町に活気が生まれた

7/31(月) 15:50配信 Yahoo Japan ニュース

高齢になると、若い頃のような体力はなくなりがちだ。
健康面でも、あちこちに不安要素があったりする。

けれども、シニア層の多くは、何か自分にできることで社会貢献がしたいのだ。

社会に役立つだけなら、ボランティアでもいい。
ただ、それによって収入を得られることは、大きな喜びになる。

先の見えにくい世の中、少しでも蓄えが増えると、気持ちに余裕も生まれる。

共に働く人との何気ない会話も、楽しい。様々な感情を共有できる。

「葉っぱビジネス」に携わり、生き生きと日々を送っている方々の様子は、頼もしい。

日本中、いや、世界中で、見習うべきことに思えてならない。

シニアが無理なく働ける場所を増やすために


葉っぱビジネスで成功した徳島県は、社長輩出率で5回連続全国トップになっている。

最初に述べたセルフケアを共に学んだ徳島在住の知り合いも、それぞれが起業し、多くのお客様に喜ばれている。

徳島県で、起業者が多い理由はどこにあるのだろう。
その要因を探り、他の都道府県にも生かしてほしいと、切に思う。

「葉っぱビジネス」をモデルとして、シニアが無理なく、喜びをもって働ける多種多様のビジネスを、日本全体で展開してほしい。

それによって、多くのシニア層に生きがいが生まれ、経済面でのゆとりが生まれ、健康にもいい影響を与えるのではと思う。


#ニュースからの学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?