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からだを知る、たくさんの筋肉を使う、私が大切にしたいこと

私「ここが痛いってことは、きっとこっちの筋肉がうまく使えてなくて、この筋肉が頑張りすぎるような動き方をしてますね。」

私はそう言って、自分の予測を確かめるように筋力検査や動作分析をする。

患者さん「あ、ホントだ。

 その動かし方をしようと思っても上手くいかない。

 え?こんなところに筋肉があるの?

 え?ここを動かすの?

 難しいーー。」

使えなくなってる筋肉がなぜ使えないのかの原因を探って治療し、最後に筋肉を意識して動かしてもらって活性化する。

動作に参加する筋肉が増えると、当然一つあたりの筋肉の負担が減るし、関節への負担も変わるのよね。

治療後は動作が楽になったり、痛みが取れたりする。

使えなかった筋肉がしっかりと使えるようになってくれば、負荷を分散できるようになるから、痛みはなくなってくるし、楽に動けるの。

使えなかった筋肉が弱くなっていた場合は筋トレが必要になるけれど、多くの場合はうまく機能してないだけで、ケアをしていけばうまく使えるようになるよ。


家族での買い物で、ひとり休憩しなくて良くなった

40代女性。

ずっと腰痛や足の痛みに悩んでたみたい。

家族と買い物に行くと、いつも途中で歩けなくなる。

座って休んで、また歩けるようになって合流する。

でも決まってそうしてよく歩いた翌日は体がしんどくて、1日動けないんだとか


お話を聞いているだけで、日常生活に支障をきたしてるとわかる。


その方の背骨の柔軟性を見たら、ガッチガチ。

背骨ってひとつひとつが関節になってるのね。

どこかが固くなると、どこかが過剰に動かなきゃならなくなったりする。

大体が胸椎が固くなることが多くて、腰や首に負担がいくパターンが多いのだけど、この方もかなり動きが悪かった。

さらに呼吸の状態を確認したら、ビックリ!

お腹を凹ましてもらって、肋骨を広げることで呼吸をする胸式呼吸を促すと呼吸できず。

肋骨が固くなっていて、動かないの。

こんな状態だと腹式呼吸しかできなくて、そうなると姿勢を支えるお腹の奥の方の筋肉、インナーユニットがうまく働かない。

つまり、動作をするときにインナーユニットが働けないことで、背中や腰の筋肉にめちゃくちゃ負担がかかっちゃうってこと。

そりゃ長く歩けないわけよ。


他にも体をみると、お尻の筋肉も全然働いてない。

お尻はかなりパワーのある筋肉だから、ここが働いてないと階段とか坂道とかパワーが必要な動作で他の筋肉に負担がかかるの。


この方の目標は肋骨が広がるようにストレッチして、胸式呼吸ができるようになること、それによってインナーユニットを使えるようになること、そしてお尻の筋肉が動作に参加すること。


月に2〜3回練習にきてもらって、あとは可能な範囲で自主トレ。

使える筋肉をどんどん増やしていった結果、歩くのが楽になってきたって笑顔で話してくれたの。


私「わぁ、それは良かったですね!

 出かけるときの気持ちが変わりますよね。」


嬉しくなって答えたら、


女性「あとね、何かあってもあと何日経てばここに来られるって思えるから、安心できたの。」


って。

そういう方って意外と多いのね。

ちょっと無理しても、どうにかしてくれるって気持ちが行動を後押ししてるみたい。


それって大事なことだよね。

私の存在が誰かの背中を押してるって、めちゃくちゃ嬉しい。

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動きの中で痛みを出さないコツ

動くと痛いってツライよね。

痛いから自然と動かなくなっちゃったりする。

痛いからって動かなくなると、筋肉が落ちるからって無理して動いて、もっとツラくなっちゃう人もいる。

その加減って難しいよね。


痛くなった場合、痛いところに炎症が起きてる可能性があるから、基本的には痛いところは無理しない方がいいのね。

痛くないところをたくさん動かしてほしい。

腰が痛いのなら肩を回すとか足の指を動かすとか股関節を回すとか。

膝が痛いのなら、足首、股関節、足の指、体幹、肩…大抵、膝が痛いときって体重がかかったときが多いから、座ってる状態や寝てやることってそれなりにできたりするよね。

そういうことが大事。

筋肉は筋膜を通してつながっていたりするから、他の関節を動かすことが全く関係ないわけじゃないの。

むしろ、痛みが出たところっていうのは、どこかをかばっていたり、頑張りやすいところだったりするからね、他の部位をよく動かすって根本治療にもつながるの。


ヒントは痛くなった関節の上下の関節。

膝だったら足首や股関節。

膝に影響を与えることが多い関節だから、よく動かしたりストレッチしたり、とっても大切なんだよ。

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いつか叶うと願って

私、歩き方見れば、どこの筋肉をうまく使えていないのか、どこが痛くなりそうかってわかる。

生活でツライ動作を聞けば、大体どこに原因がありそうかわかる。

からだの使い方のクセを変えていこうと思ったらそこそこ時間はかかるけど、その方の体を見れば、何をどう頑張ったらどう変わるかも予測がつく。


そういうことを考えてる時間がスキ。

本気でどうにかしたいと思っている方の伴走、応援できることもスキ。

だからね、仕事は楽しかったし、プライベートではからだケアのプログラムも考えてきたし、オンラインでもエクササイズを提供してきたの。


ここで宣言させてほしい。

いつか思いっきり、そんなことをやれる日がきたらいいなって。

今は止めてるオンラインでのエクササイズも再開したい。


必要な人にはリアルでお会いして、からだを見て、必要なストレッチや筋トレをお伝えしたい。

少しイメージはできてるの。

オシャレなレンタルサロンで90分コース。

継続的なからだメンテナンスの45分コースも。


からだをリセットして、オンラインエクササイズでカラダづくりして、長く動けるカラダにしていく。

私は無意識のうちに使える筋肉が減っていってしまうカラダを、意識してまた使えるようになるセルフメンテナンスができるようになってほしいって思う。


そういうことをやりたいってもう2年前から構想してるんだけど、私のマインドがついてこなくて。

ずっと自分と向き合ってきたの。


退職願を出して退職が目前になった今、専業主婦でゆったりと子どもたちと向き合うか、転職するか、今日は公園で五感をフルに開放しながら考えてた。

そうじゃない選択もあるか、も?

それはからだのセルフケアを必要な誰かに伝えていくことに、もう一度チャレンジすること。

ここに書いたら、決断できるかなって思ったけど、やっぱりまだ今はそのときじゃないみたい。


来週、転職を考えている先に電話してみようと思ってる。

noteではいつか叶えたいって気持ちを言葉にしておいて、少しずつ、気持ちを温めていくことにする。

どこかで何か、カタチにするタイミングやキッカケがくると思って。


やろうと思えばできちゃうんだけど、というか去年はそれでカタチにしてきたんだけど、何か足りなかった。

だからもうちょっと私、自分と向き合ってみる。

自分のこと、大切に考えていくね。

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