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【からだケア】からだの声を聞く大切さ

今日の患者さん。

50代女性で、長い時間歩くのがつらい、家族で買い物に行くとひとりついていけなくなると言う。

腰痛もある。


筋力や関節の柔軟性、姿勢、筋肉の使い方、インナーユニットとお尻の筋肉の弱化が原因、と評価して、インナーユニットを使う練習をしていたのね。

ところがお腹を凹ませた状態で呼吸が難しい。

評価すると胸郭が固くなりすぎて、胸郭を広げての胸式呼吸が難しく、横隔膜を下げることでしか呼吸ができない状況になってたの。


姿勢を正して座ってるのもつらいってことなんだけど、多分、姿勢を正そうとしたら腹筋を使うのね。

そうすると腹圧がかかって横隔膜を下げづらくなって呼吸が苦しくなる。

もしかしたら…。


胸郭を広げるストレッチをして、広げたら呼吸がものすごく楽になって。

胸式呼吸の練習をしながら、インナーユニットを働かせる練習を加えてみた。

そのさじ加減というか、どこをどんなふうに動かすとそういう動きができるのか、筋肉を働かせることができるのかって、自分で修正するのって難しい。

そもそもどうなってるのが正しいのかなんて、知らないよね。

無意識を意識するってそういうこと。


歩き続けると腰が痛くてつらい原因が呼吸にある。

胸郭がそもそも固くて、呼吸は腹式呼吸メイン。

インナーユニットがうまく使えなくて、姿勢保持には背筋とかお尻の小さな筋肉とか頑張らせちゃってる。

だから、しっかりと呼吸が必要な歩行継続のとき、からだはかなり頑張らなきゃいけない状態だったんだと思う。

まさかそんな状況だったとは…。


あなたも今、肋骨に手を当てて、胸郭の広がりを感じてみてほしい。

胸にしっかりと息は入るかな?

それってものすごく大切なこと。

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健康のあり方も選ぶ時代

からだの声がちゃんと聞けるって大切。

どんなふうに機能してるから生きてる、動作ができる、というのをちょこっとでも感じて、フツーに生きて動けるってスゴイことなんだって実感するのも大切。

生きてるってスゴイんだよ。

無意識にいろんな調節がされていて、うまくやりくりされてるんだよ、今、このときも。


コロナ禍でいちばん実感してるのは、健康のありがたみじゃないかって思う。

これからは健康って今以上に意識してコントロールしていくものになっていくって思ってる。

今まではなんとなくできてたこと。

これからは意識して選択しなければいけないこともたくさんあると思う。


例えば、運動不足に長時間座位。

車も電車もエレベーターもなかったとき、人は歩くしかなかったけど、今は歩かない選択がたくさんある。

外でエスカレーターを使うのか、階段を上るのか、それすら選択する世の中で。

自分がどうありたいか、どんな生活をしていきたいかによって、選択する時代。

体力は捨てるけど、腰痛にはならないようにコントロールする、とかさ。

体力維持のために、リモートワークだけど1時間歩くことを習慣にする、とか。

旅行に行って2万歩は歩くから、旅行前にはからだをコンディショニングしておかなくちゃ、とか。

目的に合わせて生活もからだの機能もカスタマイズしていく。

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なんかつらいな、をキッカケに

なんとなーくつらいな、しんどくなってきたな。

そう感じるときが自分をからだを見つめ直すタイミングだと思う。

実はね、私、若いときからたくさん歩き回ると足の裏が痛くなってた。

足が重だるいとかね。

ある程度は誰でも感じたことはあると思うし、私は体重が結構あるからそのせいだ、なんて思ってた。

その原因がお尻の筋肉の使えなさにある、と発見してからは、地道にお尻のトレーニングをやってきてて。

使えるお尻に鍛えたら、歩くのが楽になったし、軽くなったんだよね。

ああ、今までは使えてなかったんだなーって使えるようになって初めて実感する。

からだの使い方とか、筋肉のさじ加減のクセとか、自分にある傾向を知るのって大事。

ケアするとちゃんとからだは喜ぶって知るのも大事。


そういうことをもっともっと伝えたいって思ってるんだけどね。

まだまだ頭の中でうまくまとまらないことばかり。

でも少しずつカタチにしていくね。

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