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自分責めが行動化のパワーだった私


子育てをするようになり、自分が今まで取ってきた戦略ではうまくいかない、自分の求める結果が得られないという現実と向き合うことになりました。

それはもう葛藤の繰り返しで、もやもや、イライラ・・・。

これは自分が何を大切にしたいと思っているのか、どんな感覚を持っているのか、どんな結果を求めて行動しているのか、そういうことを言語化して自覚し、これからどう選択していくと未来へつながっていくのか、そういうことを整理する時期に来ているんだってことですよね。

やっとわかってきて、ここ数年は自分と向き合ってきました。

今朝は目が覚めた5時に夫といろいろ話す時間が持てて、自分がとってきた戦略が自分責めだったこと、状況を見ることや引くのが苦手な私だったからこその戦略だったことなど、ストンと腑に落ちたので記録を残します。


夫と出会うまでの私


最初に私と夫の出会いと結婚までの私の心境をお話しします。

夫と出会ったのは就職してすぐの頃

学校の成績、つまり勉強とテストの点数、学校での態度(委員長とかガンガンやってました)は良かった私が、就職で社会に出てうまくいかないことが多く、壁にぶち当たっているような時期でした。

社会的なスキルが実は低く、今まで全く重要視してこなかったことが原因だったのですが、それに全く気づけませんでした。

それは何か。

人とのコミュニケーションや問題解決、自分のスタンスの確立が不十分ということ。

それまでの私は何よりも生産性重視!

成績を良くするとか、点数を上げるとか、数字ばっかり追っていたんです。

数字ってわかりやすい指標だし、点数が取れることで自分の存在価値にマル!ができていたのかもしれません

就職するとハッキリしたのは先輩や上司との関係が全然うまくできないこと。

特に苦手なタイプの先輩とは全然会話できませんでした。

人に教わる姿勢もなってなかったし、不安なときにどんなふうにその気持ちと向き合っていくかもわかってなかったんです。

今思い返してもホント、ひどかった・・・。

社会に出たら、数字よりもそういうスキルの方が大切なんですよね。

仕事に対する想いとそれに対する知識は意識して高めてきたけれど、仕事を日々こなしていくための自分のコントロールとか、人との距離感とか、人への伝え方とか、そういうことへの意識は全然なかったんです。

何がうまくできていないから違和感ややりにくさを感じるのか、自分で分析できなかったので、とにかく誰かに助けてもらいたいという気持ちでいつもあふれていました。

でもどうヘルプを出したらいいかさえもわからなくって、そんな時に出会ったのが夫だったんです。

夫は私の話を良く聞いてくれる人でした。

自分がダメダメだと思ってきたたくさんの出来事を話すと、優しく笑ってくれる人でした。

直感で、私の人生に必要な人だと思いました。

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自分と向き合うことよりも結果を出すことから抜け出せない日々


夫と出会ってから、私は毎日のように夫と電話で話していました。

就職を機に実家に帰ってきていたのですが、職場でうまくいかない上に両親ともうまくいかなかった私は安心できる居場所が持てず、夫と話している時間だけが安らぎの時間でした。

今思えば、この時に人との関係を築くのが苦手な自分ともう少し向き合えていたら良かったんだと思いますが、なんせ余裕がなかったです。

新しい職場に新しい生活の場・・・覚えることもいっぱいだったし、自分とゆっくりなんて向き合えなかったです。

そんな私の頭の中にあったのは、早く結婚して早く子どもを産むこと。

結婚してどんな生活がしたいか、子供を産んでどんな家庭を築きたいのか、そんな想いを温めることもせず、早く結婚しないと!!と焦りばかりがありました。

今思うと、そんなに焦ることなかったのに・・・と思うのだけれど、うまくいかない生活から少しでも抜け出したかったのかもしれません。

結局、その焦りの気持ちのまま結婚へと形を進め、同じような焦りで子作り→出産へと至りました。

人生の表面的な課題をクリアすることにばかりフォーカスしていた自分…でもコミュニケーションや自分コントロール、自分スタイルの確立などの見えない課題はあって、おそらく高校時代から直面していた気はします。

でもでも向き合えなかった…わからなかったという方が近いかもしれません。

ところが、子育てでも同じ問題に直面したとき、さすがに向き合わざるを得なかったんですよね。

子どもが問題行動を起こしたり、何かに挑戦するエネルギーがなくなっていたり・・・それは私の子育てが全て悪いわけではないのだけれど、私が乗り越える課題が隠れていたのは事実。

多分ママが残してきた課題をクリアすると、子どもに対する困り感が解消されたり、子どもの起こす問題にも難なく対応できたりするんじゃないかな、と感じています。

今、私は向き合ってこられなかった課題に一つ一つ取り組み、子どもと一緒に成長中です。

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私の原動力は自分責め・・・頑張れという自分へのエール!


子育てが苦しくて、その気持ちや自分の考えと向き合うために毎日の葛藤をブログに書き綴っていたことがありました。

その時に気づいたのが、自分責めパターン

目の前で起こる事実を全て自分のせいにして、悩みまくっていました。

自分を責めるパターンのせいで私は今までうまくいかなかったんじゃないか、と考えて、自分に湧き上がる気持ちや考えをまず肯定する、なんて練習もしていました。

そのまんまを認めるってやつ。

この練習は役に立ったけれど、この自分責めのパターンのせいでうまくいかなかったのではなくて、きっと困難にぶち当たった時に自分を動かすためにとった戦略だったんだろうな・・・つまり自分に頑張れ!ってエールを送っていたんだって気づいたんです。

それは夫とのこんな会話から。


私「〇〇やん(夫の名前)はさ、何かうまくいかないことに出会ったときってどうしているの?」

夫「一旦距離を置いて様子を見る。

  状況をよく見て、戦略を考えた方がいいのか、時間の解決を待つ方がいいのか、判断する。」

私「ああ、そうなんだろうね。じっと状況を見るのがうまいもんね!

  私がギャースカ言い始めたときは一旦引くしね。

  最初はなんで引くんだろう?真剣に考えてないってこと?この件は関わりたくないってこと?ってイラッとしたけど、その引きが私を冷静にさせたり、さらに私がギャースカしないで済むから、すごいなこの人って最近は心から思えるようになった。

  多分身を守るための防御反応として、生まれた時から搭載されている機能なんだろうね。

  私にはないんだよね。引けない

  どうにかしなくちゃって思っちゃう

  自分のキャパ超えてることでも、なんか解決しなきゃいけないんじゃないかって思っちゃって、引くより前のめりになるんだけど、実際はつらいし、しんどい。

  そんな状況で自分を奮い立たせて前に進むには、自分を責めるしかなかったし、自分はダメだ、と思うパワーって実は私にとっては絶大で、自分はダメだって結論にしたくないもんだからめっちゃ頑張るみたいなんだよね。

  私ってそういうふうにできているみたい。

  自分が一番よく知っていて、無意識に責めて自分が頑張れるようにしていたんだなぁ。

  それで頑張れるもんだから、その後もずっとついその方法に依存しちゃってたんだ。

  いつでも責めれば私は頑張れるじゃん、みたいなさ。

  それ使うと確かにものすごく体力も、ハイテンションで苦手にも立ち向かえちゃう強さも、何クソって行動する力も湧き上がってくるからホントに不思議なんだ。

  だけどちょっと多用しすぎたから限界がきたんだね。

  そもそも一つの戦略に頼り過ぎるのってバランスよくない

  〇〇やんみたく、引いて見渡す、時間を置いてみるっていう戦略も、状況に応じて選択できるようになると世界が広がる気がする。」

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多くの選択肢を知る、持つ


子どもから大人になっていく過程では、おそらく自分の得意な戦略を一番使って物事の問題解決に当たっていると思う。

その戦略がうまくいかなかった時に、次の戦略を持っているのか、なかったら人や情報を頼って新たな戦略を獲得するのか、そもそもそういう視点を持てずに得意な戦略でガムシャラに突き進むのか・・・あなたはどうでしたか?


私は多分ガムシャラタイプ。自分で視点を増やせなかったし、人に頼ることも頼り方も知らなくて大きくなって、子育てという責任放棄ができない状況になってやっと自分と向き合わざるを得なくなった感じです。

それまでだって自分と向き合ってきたつもりだったし、悩んでばかりいたのに、本質の部分には全然気づけなかったなーーー、と思います。

でも多分、人によってそういう時期ってバラバラなんでしょうね・・・私はちょっと遅かったけれど、その分深い気づきにつながったと思っています。

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自分とは違う選択をする人からは大きな学びがある


夫とは価値観や感覚がとても似ていると思うのだけど、現実に起こる物事に対する反応や取る行動戦略が全く逆なので、とっても勉強になります。

なんでそうするの?

そうするなんてあり得ない!

気づく前にはそんなことばかり思っている日々でした。

でもその違和感と向き合う大切さを知ってからはこう思います。

そう思ったときは足を止めて向き合ってみて欲しい、って。

なんでその戦略を選択したのか・・・そこには自分が思いもよらない考えや判断基準があるはずなんです。

その違いを感じたときこそが新しい視点を得られるチャンス!!

自分の視点や許容範囲が広がれば広がるほど、困難に打ち勝つ能力も上がってくるように思います。

ぜひ「あり得ない!」にはひと呼吸置いて、冷静になっている時にそっと相手にどういう考えのもとに選択したのか聞いてみて欲しいと思います。

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