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まっすぐな美しさ

スポーツの力

ワールドカップバレーボール男子大会の試合を見た。厳密に言うとテレビをつけっぱなしで家事をしていたので内容はあまり見ていないのだが、勝利後の写真撮影の様子に目が行った。

選手たちの笑顔が単純に美しいと思った。
目指すものが明確で、まっすぐに向かっている人たちというのは、やっぱり眩しく美しいものだ。

自分も中学高校とバレーボール部だった。地方の公立で全国に行けるようなチームではなかったが、それでも学校生活を振り返るとバレー部のことしか思い出せないくらい(恐らく)打ち込んでいたのだと思う。
ドМなのか「いやもうこれ以上やったら死ぬ」というくらい練習していた記憶がある。

昔はいろんな知恵がなくて、ましてや田舎の普通の学校で、身体のメンテなど皆無。怪我をしようが熱を出そうが、試合に出るみたいなところもあった。そのころすでに腰や膝を痛めていたので、お陰で若いころからガタガタだ。プロになれた訳でもなく、ただの会社員だというのになんだかなと思う。

naobimによるPixabayからの画像

一流アスリートたちも最先端のメンテナンスを受けているとは言え、身体の中の専門部位を集中的かつ継続的、しかも長期的に酷使する。
屈強な彼らといえども不具合が起きるのは当然だ。

良い選手というのは怪我をしない選手だと聞いたことがある。
自身でコントロールする能力に長けているという意味で理解できるが、若い彼らが勝負をかけて本気で戦う中で、そう上手くいくのだろうかとも思う。

負傷して引退を余儀なくされることもあるだろう。
そうでなくとも選手生命は短い。セカンドキャリアの問題もある。

あの日本代表チームの美しさの中に、そんな過酷さが潜んでいるかと思うと胸が痛む。でも、だからこそ輝き美しく映るというところもあるのだろう。
酷い話のようだけど、美しさには必ず表裏があるように思う。

アスリートに限らず、大きなリスクを背負って一線で活躍する人たちに、私たち一般人は力をもらうことがたくさんある。

応援の効力ってどれくらいあるのか分からないけど、届けばいいな思う。
そして彼らには彼ら自身の夢を掴んで欲しいと心から思う。


#スポーツには力がある #美しさとは



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