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自分で考える

夫の故郷イギリスに行きました。
日本では新型コロナ患者数が「過去最大」と連日テレビで報道されていて、ちょっと悩んだけど、どうしても夫の家族に会いたくて決行。出発数日前からは自分の熱を測ったり、外出をちょっぴり控えたり、自分のできることを
して。

イギリスについてびっくり。
噂では聞いていたけれど、誰もマスクをしていない。人々はコロナなんて無かった時代のように、普通に生活をしていました。
もちろん、イギリスも今でもたくさんの人が新型コロナに罹り、病院に行ったり、自宅で静養したり、重症になってしまったりする人がいます。
でも、もう普通に生活するって決めた人がマスクを外し、買い物をしたり、旅行をしたりしています。

世界で一番新型コロナが流行っている国から来たわたしを、家族は大歓迎してくれました。わたしは、新型コロナのことを心配するのはやめて、家族との時間をうんと満喫すると決め、マスクを外し10日間過ごしました。

10日後、PCR検査を受けました。
夫のお父さんが「陽性だったら、もっとイギリスにいられるね」と言いました。高齢なお父さんはワクチン接種をして、自宅に抗原検査キットを準備して、備えているから、別に問題ない、と。
この国では、新型コロナに罹ったら、体調に合わせて必要な処置をする。
それだけ。人のためでなく、自分のために静養したり、病院に行ったり、それだけ。罹ってなければ、普通に生活する。それだけ。
潔くて、シンプルなこの生活と考え方に、とても癒された10日間でした。

陰性だったので、予定通り帰国しました。
空港は入国する人より、対応するスタッフの方がたくさんいてびっくり。
トイレも半分以上封鎖され、こちらですこちらです、とすごい勢いで
チェックを受ける場所まで歩かされ、手続き。
帰りの電車も、バスも、みんなマスクをして、10日前と変わらない日本の日常がありました。

でも、決めました。
これからは、自分で決めます。
求められ、必要ならマスクをするけれど、わたしはもうマスクはやめます。
わたしが決めました。
わたしが決めて、行動します。
法律やルールは守ります。
でも、わたしは自分で決めて、自分が正しいと思うことをします。

それが、イギリスの旅を通して、学んだこと。
とても良い旅でした。

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