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今日の自分、さようなら

長女だったせいか、かまってほしくてわざと怪我をしていた時期があった。甘えられない。でも本当はもっと注目されたいし、褒められたい。

「性格は環境によって変わる訳ではありません。ただし、内向的か外交的かは相対的に決まります。一緒にいる人がどんな人かで自分の位置が変わるんです」

名前を検索すれば娘の名前まで出てくる有名な教授が自分の質問に答えてくれた時、感動した。このために大学に入ったのだと思った。学費、払ってもらってよかった。

幼稚園に入るまでとてもやんちゃだった自分が不思議で、心理学の講義で質問したことがあった。性格が変わってしまったのかと怖くなったが、どうやらそういうわけではなかったみたい。

もう誰かが褒めてくれる時期は終わったので、自分で自分を慰めるようにしている。頑張れなくても、頑張った上で自信を持てなくても、もう仕方ない。可哀想で惨めな私、よく頑張ったね。

生きれば生きるほどいろんなものが見えて、生きる気力が失せる。今日も死ねないし、惰性で生きている。一日中気分が落ち込んでる日も珍しくないが、人生はそんなもん。

これまでの人生で後悔していることは一つもない。ミスしたことやだらけたことも多いが、それを含めて実力だと思っている。開き直っているともとれるが、こうするしかない。こうしないと、折れる。

今日の惨めな私、さようなら。今日も死なずに生きましたね。
明日の私、申し訳ないけど普通に生きるの頑張ってください。
これまでの私がついています。


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