見出し画像

ERはアル中ばかり? メルボルンでの体験

オーストラリアの友人レキサスが、「東京に再び緊急事態宣言が発令されたとTVで観たけど大丈夫?」とメッセをくれました。同じ空の下、遠く離れていてもお互いに気にかけている友がいてくれるのは、心がほっこりするし有難いです。

そう言えば、メルボルンで一番大変な時も彼女が助けてくれたのでした。私、向こうで原因不明なのですが、倒れちゃったみたいなのです。「みたい」とは記憶がないからなのですが(危なっ!)、全ての検査OKでしたが、その時は顔の一部が腫れて学校の先生に救急車を呼ばれてしまいました。救急車ひと乗り4万円なんですよ。アメリカは10万円だそうなので、それでもマシなのかもしれませんが、救急車は無料で当たり前な、日本みたいな国はそうはないのかもしれません。

担ぎ込まれたER(緊急治療室)で、何があったのかと症状を聞かれましたが、これが大変。病気の時や眠い時って外国語はスムーズに出てこないじゃないですか。まさにその通りで、英語がトツトツとしか話せなくなり冷や汗。大きな病院だったし、きっと通訳さんをお願いできたと思うのですが、全く思い浮かばず自力であたふた、なんとかしようとしました。

誰も白衣を来ていない病院で、一生懸命説明しようとしていたら、"Australia doesn`t need a sick foreigner."(オーストラリアは、病気の外国人を必要としていない)と言われました。こたえたのなんのって。どこの国でもおっしゃる通り、税金を払っていない海外からの留学生が病気になったら医療費がかかるだけなので、コンセプトとしては合ってるのでしょうが、病気の時に言われるとめちゃ凹みます。

「自分は外国人なんだ」と心の底から感じましたし、仕事してなくても病気でもビザなしで住まわせてくれる、日本を有難いと思い初めて「母国」という日本語を噛みしめました。

落ち着いて周囲を見回すと、ERってカオスなんです。アル中のおっちゃんばっかりなんですもの(笑)。昼間だっていうのに、わけわかんないこと叫んでるのはみんなアル中さんなんですよ。日本のERもあんな風になる時あるんでしょうか。ジェンダー差別は良くないですが、女性にもアル中の方はおられるでしょうが(妙に敬語w)、さすがに救急車のお世話になるまで飲まないのか。今考えるとなんでだろうって感じはします。

レキサスが車で迎えに来てくれて、私を自宅まで送ってくれて、当時独身で1人だった私の世話をしてくれて、本当に助けてもらいました。アパートのお隣さんも助けてくれました。

帰国して、困ってそうな外国人を見かけると、つい声をかけるようになったのは、オーストラリアで沢山の人に助けてもらった経験を思い出すからですね。残念ながら方向音痴で地図が読めず、道を教えてあげられないのだけは残念です。

オーストラリアが無性に恋しくなり、今日はショートエッセイにしました。メルボルンを訪れることができるのは、来年かもしれませんが、それまでがんばりまっす。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

('O'*)  右脳の女王からおまけ ('O'*)

TVで茨城でネモフィラの青い花が満開だとやっています。この花の名前、どうしても覚えられないんですよね。いつも「モルヒネ」と口から出てしまいます。あまりに堂々と言うので、周囲は呆れるばかり。来年は覚えてるかな?  右脳の女王は今日も行く〜



サポートありがとうございます😊 鈴木美加子です🌹サポートしていただいたお金は、オンラインサロンの大学生メンバーが社会人イベントに参加する時の資金援助補助に使わせて頂きます✨より良い記事を書いて、少しでもお役に立てるよう頑張りますので応援してやってください🌈