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恋という血流促進

施設で生活される高齢者の中には、不正出血を繰り返される方が少なくありません。
子宮は存在意義ですから、他者との関わりが薄れていくと無意識に訴えます。
そんな時、看護師は名前を呼んだりさすったり触れたりしながら自分を再認識して頂きます。

人は高齢になると、人との関わりも減り、他への興味を失いがちなため、身体は循環する事を忘れてしまいます。
身体、特に末端が冷えて血色が悪くなると、転倒したり、そこから寝たきり…なんてこともよくある話です。
全身に血が巡るということは、認知症や脳血管障害はもちろん、全ての症状を予防してくれるので
病気知らず、介護知らずに生きるためには冷えを予防することが大切なことだと思います。

もともと哺乳類は寒くなるとエネルギーを溜め込むために冬眠をするものですが、それは冷えた体では、脳も内臓も働かないからです。
特に悩み多き更年期なら、冷えた身体では問題解決もできなくなります。
そこでお勧めしたいものが簡単に手足を温められる足浴と湯たんぽです。
訪問看護のケアでは30分で出来る簡単な循環促進です。湯たんぽはお腹や腰に当てると便秘解消にも効果を発揮する優れもの。
手軽で簡単に冷えた身体を温めて笑顔を取り戻すため活性ケアですが、もっとお勧めなのは、恋をすること。

在間ミツルさんの「恋する乙女」のなかには、担当ケアマネジャーさんに恋する可愛いお姑さんの姿が綴られています。
冷え性になりがちな女性は、幾つになってもときめきを忘れてはいけません。
ときめきは循環が促進され、ホルモンバランスが整い、見えない美容液となって肌に艶めきと輝きを放ちます。
韓流スターに夢中のおばちゃんたちってものすごいパワーですもの!

心の中から始まった出来事は、神経伝達物質を分泌しながら未来へ伝承されます。時を巡らせた「ときめき」は女性ホルモンが減少しても自身の深層から導き出されます。
女性は直感を磨くほど心地よいホルモンたちが分泌され、循環が促進するので、ときめいたらどうか見逃さないで!

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