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信頼すると勝手に育つ


部下が期待通りに動いてくれない、こんなに尽くしているのに心が通じ合わない…
いったいどうしたら良いのだろうと、悩んでいる管理職の方も多いと思います。
今、管理職のウツ病は右肩上がりに上司していますから、心のバランスをとらないと良からぬ方向へ呑み込まれてしまいます。
心と体が変化する更年期は「期待」という取り引きを止めないと、期待外れが体にダメージを与えす。
それは、相手の軸で生きていることを意味しますから、いつまでも負のループから抜け出すことはできません。更年期からは期待よりも信頼です。私が育てた部下なら大丈夫!と信頼を与えると、出来る事が増えていきます。
能力を高めながら育んだ心は、より良い関係性を築く事が出来るでしょう。

ただ与えて成長を願うだけ

動機

他人を期待通りに動かしたい、言う事を聞かせたいと思うのはなぜでしょう。その動機が認められたいという自分に向けた承認だけなら相手は反発するだけです。
表面上は上手く繕って「あなたのため」と言葉を発しても、心と言葉と行いのズレを相手は無意識にキャッチします。
私たちには微細な周波数があるので、言葉の音や態度で本心ではない違和感を感じるのです。
心臓のドキドキは嘘がつけないですね。

お節介

相手の内に介入してくるおせっかい。
実は自分のための行動です。求めていないことに気づかない自分のための行動です。
他人の行動に介入したい気持ちの奥底には、「私が何とかしないと!」「私に任せて!」という自分の正しさと存在価値を認めて欲しい欲求が隠れています。他人を信じなければ信じてはもらえません。今の若い世代にとって50代の価値観の押し付けはありがた迷惑なのかも知れませんね…。

何のために

人は誰でも達成したいと願うものを現実に引き寄せようと手段を試みます。
満たされたいという欲求は意識的、あるいは無意識に行動に移していきます。
ある時は病気になり、私に注目してという欲求を満たすために、ある時は人とのトラブルをお越して職場を離れたい、楽になりたいという欲求を満たしていきます。それは、たとえ悪だと思える意図でもその人が進むべき方向を示す建設的で美しい意図です。
「ほんとうはどうなりたいの?」
出来事が起きた時に自分に質問してみると内側の声が教えてくれるかも知れません。

出来事に対して感情が動くのは今までの記憶が生み出した思考のクセ。
更年期からは、自分を満たすための代替え手段を探す時です。
見返りを求めず、ただ与えることで満足だった「育てる」ことを再び始めましょう。


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