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介護の記憶

更年期に認知症の母親、姑の介護をされている方は多いと思います。
私は在宅支援をしていた時に、仕事と自らの体調管理をしながら、いったいいつまでこんな事を続けなくてはならないのかと、イライラや怒りの感情をぶつけられる場面をたくさん見て来ました。

私が支援を通じて感じたのは、どんなに介護度が高くても役割を受け入れ、気持ちよく介護している女性と、介護度が低い方の介護をしていてもイライラしている女性の二つの介護の在り方があったことです。

そして、それは互いの関係性に反映するということでした。
認知症も病気と一緒で必ずそうなる意図があります。無意識のなかで少しずつ積み重なった感情は何を求めているのでしょう。
そこに気づくともうちょっと介護が楽になるかもしれません。


女性が子孫繁栄の役割を果たすためには女性ホルモンが必要です。DNAに記憶された情報を確実に感じとる「神経伝達」の活性は女性ホルモンが必須だからです。

強い男性を射止める直感は女性ホルモンの成せるわざなのです。
私たちが更年期を過ぎる頃は、生殖能力を完全に失うため、本来は記憶は必要なくなります。
更年期から物忘れを感じる方もいるのではないでしょうか?

ある意味これは自然の法則に従った現象だと思います。
過去の栄光や権力は忘れてしまったほうが老いていく不安や恐怖を考えずに済みます。
そして、自我が薄れたほうが、かわいいおばあちゃんになって介護する側にとっても介護される側も気持ち良いですよね。

いつまでも過去の栄光に捉われ、不安や恐怖を背負っている人は、介護してくれる人に対して命令口調、訴えの多いいわゆる「かまってちゃん」になってしまいます。
こうなると、介護を担う側はしんどいですね。
介護の経験は次の世代に記憶として反映しますから更年期からの大きな課題といえます。

その課題を解決するために勧めのお話し会があるのでご紹介します。
今の時代には必要な学びですからどうぞ郷堀有里夏先生のブログから覗いてみてくださいね。

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