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頑張り過ぎてる女性へ

50歳を過ぎると腰痛や膝痛と、あちらこちらに支障をきたす方も多いと思います。体の痛みがあっても何とか乗り切ることができるのは、女性の忍耐強さと家族や仲間やのことを優先する性質があるからです。
誰かのために身を削る…。そのような自己犠牲を続けていると、いずれは身だけではなく骨までボロボロになってしまいますね。
自己犠牲は、認めてもらいたいという欲求のあらわれでもありますが、本当は頑張ることをやめたい…そんな逃げ出したい気持ちが裏に隠されているのではないでしょうか。
もっともっと他人を信じて委ねてみると、案外うまくいくかも知れません。
人は誰でも人の役に立ち、認められる事で心が育まれます。その相乗効果があれば、事がうまく運び心の中にいる犠牲者は退散するのです。

◯完璧な人

完璧主義の人は隙を見せませんから人は近寄りにくいですね。数字を追いかけ、結果を優先して高いところばかり目指すと、身体は置いてきぼり。
まだまだ足りないという不足は、無意識のうちに男性性に支配されている証拠です。満足を忘れた体は上半身ばかりに熱が留まり循環されてしまいます。下半身の冷えや浮腫み、ホットフラッシュになる前に何事もほどほどにすることが大切ですね。

◯頑張るは「我」を張ること

私は学生の頃は勉強が大嫌いでした。
ある日、算数のテストを20点しか取れなかったことがあり、隠していたテスト用紙が母に見つかってしまいました。鬼のような形相をした母を目の前に、あまりの恐ろしさに目を合わせることも出来ず肩を震わせ、穴の中に隠れてしまいたい感覚が残りました。この時から、母の不機嫌な態度は、私の競争心を奮い立たせ男性のように結果を求め白黒で判断する心ををつくっていったのだと思います。
母のために頑張れば頑張るほど私の皮膚は赤く腫れ上がり悲鳴をあげていきました。心は冷えて体は熱い状態は方向性見失いがちです。アトピーで恥ずかしい外見と勉強ができない私は、どこに行くこともできずに隠すという知恵を覚えました。

◯意志と遺伝子

こんなに頑張っているのに誰もわかってくれない。女性性のネガティブな要素は母から娘へと引き継がれ、恒常性に大きく影響されます。
私が皮膚の症状で勉強に集中出来ずにいた頃、母は数々の民間療法の情報を集めるために必死でした。きっと、心の奥底では自分を責めていたのだと思います。母に卵巣の病気が見つかった時に無意識の女性性は、命をいとわないことを知りました。
女性は何かを守るための意志があります。
心の中で無意識に呟く「何で私ばっかり。」というネガティブな女性性は、自分の価値つまり性という「いのち」の否定に繋がり、自分でさえ守れない心と身体をつくります。

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はるか昔に、強姦や拷問等の戒めを受けられた日本女性は、その存在を消し去りたいという自己否定や劣等感、屈辱感や不安が無意識の中に埋め込まれてしまいました。
DNAに転写された記憶の中の残像は、自律神経のバランスを崩し、せっかく備わった女性性を活かすことができません。
その末裔である私たち女性が変われば組織や社会が変わると思っています。

本来女性は、大変と言われることでも仲間とわいわい楽しく行い、いつの間にか達成してしまう知恵と工夫を持っているんです。
そうすることで、細胞が活性して血液が循環されていつも機嫌の良い遺伝子が未来の子供たちに伝承されていきます。
こうして繋がった「いのち」は組織や社会へ恩返しするための美しく毛並みの揃った大きな羽根を頂くことができるのです。

昆虫のように脱皮の後に羽根が生えるのは生物が進化する道のりだったんですね…。

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