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ホメオスタシスという機能

ちょっとした風邪の症状や軽い咳、鼻水があると慌てて病院へ行く人が増えてきました。
コロナのことがあってか、発熱外来は車の中で長い間待たされると知人の看護師から聞きました。
体にあらわれた症状は、無意識の道のりですから見たもの、聞いたものから何を考えてどのような感情になったかによって表現された結果です。
そのプロセスを振り返らずに病院へ行くと、薬を処方されるという対症療法にしかなりません。
対症療法とは、症状にしか目を向けませんから根本的な解決にはらず、結局同じ症状が出た時には薬という手段しか思いつかなくなります。
医師も、目で見て聞いてその状態を何とかしようとして薬を処方するのが役割ですし、そうでなければ病院の経営だって成り立たないですね。

ただ、昔の日本人はみるものが違います。心の奥底にあるもの、つまり無意識にあるものをみていました。勿論、肉眼では見えないものですが、物事に対する考え方、つまり観念が無意識のプロセスによって表現されることを知っていたのです。
こうした現象を俯瞰すると、咳や鼻水はいらないものを頑張って出してくれている体の機能ですから、薬で止めてしまうことはもったいない事なのです。

今、健康食と言われるものやサプリメントやジョギングやウォーキングなど、健康な状態を「つくりあげる」という努力をしている方も多いと思います。それも健康のためには必要な手段ですが、本当の健康というものはもともと身体に備わっているものです。「ホメオスタシス」といわれる機能は、体のバランスを戻して循環させることで身体を健康に導いていきます。

・DNA

私たちは、経験が心を構造して体に影響をもたらしています。
心の状態は社会や環境の影響を受けながら更に文化や歴史、磁場の影響を受けながら刻々と変化しています。身体構成の源であるDNAはCATGの塩基の組み合わせによって様々な情報が書き込まれているプログラムです。そのDNAには、永遠に変わらない部分と体験によって書き換わる部分がありますが、それは36億年前の生命誕生の起源に遡ります。
ですから健康を考える時には、長い長い時系列でみていくことが必要です。もし、記憶が元で悩みや苦しみがあるならば、それを書き換えなければ真の健康をつくることはできないのです。

・体は情報の入れ物

私たちの体にある60兆個の細胞は36億年からの情報で出来ています。情報は目や耳、肌の感触など五感で受けて思考されます。その思考は感情をつくり脳の神経回路に伝達されて行動を起こします。行動による結果が今の自分の姿ですから、今の時代を生き抜くためには何を知って、何を知らないかが道の分かれ目です。
だからこそ、常にピンピンにアンテナを立てている必要があるのです。

・感覚を研ぎ澄ます

野生の動物をみてもわかるように、体はもともと健康体です。野生動物は、自然と共生しているので、食べて良いものがわかり、食べ過ぎることもありません。ミネラルがないと感じると岩をなめたり土を食べて補給し、水の在処もわかります。人間には心があるが故に病気や障がいをお持ちの方は、感覚が鋭くてエネルギーを受け取りやすいのです。しかし、受け取ったエネルギーをどのように解釈するかで健康を取り戻すこともできます。心の在り方で健康は左右されますからせっかく研ぎ澄まされた感覚を無駄にしないでほしいのです。

健康の原理原則は、バランスと循環。
太い血管の血流が良くても、体の細かい血管に血液が流れなければ、知らないうちにバランスが崩れていきます。
そうならないように、見えないところ、気づかないところに意識を向けられると良いですね。
一人ひとりの健康の意識が同じ方向をもつ集合体をつくり健康な社会へと導いきます。
それが宇宙の縮図であるホメオスタシスという仕組み。

わずか50歳で寿命が尽きた時代は、未来など想像することもなかったでしょう。令和になり、感染症や戦争から健康を意識するようになった方も多いと思います。寿命が長くなった現代ですが、何のために生きるのかがわかる人はあまりいません。
来世に堂々と生き様伝えていくことが私たちの健康を左右し、未来の健康をつくるのだと私は思います。
今一度、自分の人生を振り返り、大きな羽根を広げていきませんか?

同世代の女性の方と少しずつ近づきたい…そんな想いもあって、更年期意見交換会を企画しました。今思うこと、感じることをざっくばらんに話し合い、楽しいひとときを過ごせたら嬉しいなって思います。
第一回目は4月16日の日曜日としましたが、第二回、三回と続けられたら嬉しいな!
皆様とお会い出来ること、とても楽しみにしています。


「麗しの更年期」zoom意見交換会
 日時 令和5年4月16日(日)
 時間 14時〜16時
 参加は無料です。
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