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尖った芯

先がつん、と尖っていた鉛筆の芯は、絵を描くごとにどんどん丸くなっていく。カッターナイフでまた削り、尖らせて、また描き始める。
しばらく描いていれば、また丸くなる。さあまた鉛筆を削らねば。と、その繰り返しで白紙を埋めていく。すこし余白を持たせると雰囲気が出る。
歌を作るのもたぶんそれと同じようなことだと思った。

わたしは「幸せは途切れていく」と、「ゆうやみ」という歌の歌詞に書いた。
その曲はまだ製作途中だけれど、途中ながらも、次に取り掛かる曲のヒントとなる物語全体としてのヴィジョンははっきりとしてきています。

「ゆうやみ」では「幸せは途切れていく」と表現して、とても暗い仕上がり…。
その次曲では「途切れた幸せは、地続きとなってまた始まる」みたいなことを表現したい。
丸くなった芯は削ればまた尖って描けるようになる。
まあ、削った分短くなるのだけれど、それは歳を取るのと同じことなのかなあとも思う。

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生ぬるかった風がだんだんと夏の風になってきています。

そこで、告知。

夏の終わりに。歌いにいきます。三重県四日市市札場町の喫茶店です。

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三重県で、シンガーソングライターをしています。代表曲は「ひかりとつき」など。サポートや投げ銭でいただいたお金は制作機材やサイトなどの維持費充てています。応援よろしくどーぞ!!!