〈short story ♯15〉こどもからのSOS
その子の「本質」って変わらない。
たくさんの幼児と接してきて
やがて小学生になり中学生になり
大きくなったその子たちを見てみると
どの子も幼児期に見た「その子らしさ」を備えたまま成長していっている。
だけどやがて
親が気がつかずに自分の価値観を押し付けてしまったり
学校という一斉教育に浸かったり
社会に順応するために無理をして周りに合わせたり
そんな風に「自分」がどんどん出てこなくなると
その子は自分の本質からずれた生き方をするようになるから
生きる気力が薄くなるか
有り余るエネルギーを発散するかのように暴れだすようになる。
それは、どっちもその子からのSOS。
「自分を生きたいよ」っていう心の声。
こどもが幸せに生きる方法は
目の前の子しか知らない。
幸せは、自分の本質に合った生き方をすることで感じられるものだから
「その子が」感じることがすべて。
何をして幸せを感じるのかは、その子自身にしかわからないこと。
だからこそ、その子の本質を潰さないことが
まだまだ根強い一斉教育から守ってあげることが
子の幸せを願う親ができること。
順応して楽しそうに生きているなら
その子に合っているということだからそれでいいけれど
そうじゃなかったら、その子を取り巻く環境を
一度見つめてみよう。
# 環境は大きく分けて物理的な環境の“物的環境”と
# 関わる人の“人的環境”がある
# わが子はどんな環境にいる?
# 関わるわたしは、どんな親かな
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