「行動できない」を「行動できる」に変えたいなら
もともと、脳は現在の居心地がいい場所から出て、新しいことにチャレンジするのが、すごく苦手で嫌いです。安定を失うことに恐怖すら感じます。
だから、自分の中での優先順位や重要度が高くない(生命や生活を脅かさない)ことにチャレンジするとなると、脳はなおさら動かないでよくなる理由を探し始めてしまいます。
気持ちはあるのに、全然前に進めない
自信はあるのに、はじめの一歩を踏み出せない
背中を押してもらえれば行動できそう
こんな感じでモヤモヤしているなら
目標は段階的に立てる
持っているものを少しずつ手放す
完璧主義の呪縛から逃れる
この3つが行動できない自分を改善するためのコツとなります。
目標は段階的に立てる
例えば「ウェアとシューズ代で5万円かかるけど、この初期投資をモチベーションにすれば、ランニング習慣が身につく気がする」なんて考え方は危険です。
金額に関係なく、お金を払ったという過去の痛みだけでは、行動を促す力としては弱いので。
そこで、必要なのは段階的な目標です。
STEP1:平日/土日祝で確実に捻出できる自分の時間を探す(準備)
STEP2:自分の時間が見つかったら実際に確保してみる(準備)
STEP3:時間の確保ができたらすでに持っているウェアとシューズでウォーキング(行動)
こんな感じで、しっかりと準備したうえで、スロースタートできるようにします。
このように、計画的に段階を経て目標をひとつずつクリアすれば、その数だけ得られる新しい体験があります。
それは、たとえ成果に繋がらなかったとしても、確実に行動できる自分になる「推進力」に変わります。
ぜひ、今の目標が段階的に設定できているか、チェックしてみてください。
持っているものを少しずつ手放す
両手が荷物でふさがっていると、これ以上新しい荷物を持てないのと同じように、新しい行動を増やすためには、今持っている「何か」を必ず手放す必要があります。
■本当に価値のある時間を過ごすために
なんとなく見ているテレビをやめる。
大好きなYouTubeの視聴時間を減らす。
通勤時間に寝るのをやめて、読書に充てる。
■お金も必要なのであれば
100均で無駄に買い過ぎない。
コンビニでの気まぐれ買いをやめる。
バーゲンに踊らされない。
■健康管理も関係してくるなら
自分へのご褒美の夜更かしをやめる。
休日こそ早く起きる。
20時以降は食べないように気をつける。
行動できないと悩んでいる人は、日々の生活習慣やクセになっている行動の中から、自分にとってあまり影響が無さそうな小さなことからコツコツと手放せば、その分だけ行動できる余裕・余地が増えていきます。
意識して「先に手放す」ことを実践しましょう!
完璧主義の呪縛から逃れる
完璧を求める気持ちが、自身の行動の邪魔しかしないのであれば、行動できない自分を責めるのではなく、絶対にその完璧主義を疑うべきです。
完璧を目指すことは本当に必要?
完璧を求めるのは何のため?誰のため?
完璧を達成した先には何がある?
この疑問に対する答えが満足のいく内容でなければ、そこに完璧を求める理由はありません。
たとえば、仕事において100点満点をもらえるかどうかは相手の判断次第です。
いくら完璧にできたと主張してもその評価を左右することはありません。
それなら、完璧にこだわるのはやめて、自分を完璧主義の呪縛から解放してあげましょう。
それと同時に、習慣となってしまっている完璧主義を「ほどほど」のラインまで下げましょう。
なぜなら、完璧主義が一定ラインを超えると、行動を妨げるだけでなく自分自身の心を蝕み、相手に息苦しさを与えるだけで、メリットがないからです。
完璧主義を「ほどほど」に抑えるには、「ちょうどいい加減」もしくは「及第点」でパッと自分にOKを出せるよう、自分の言動を常にコントロールするしかありません。
長い年月をかけて身についた完璧主義は、簡単にはやめられませんが、常に「ほどほど」を意識することで、完璧を求めない自分を受け入れられるようになります。
まとめ
なかなか「行動ができない」から「行動ができる」自分に変わりたいなら
目標は段階的に立てる。
持っているものを少しずつ手放す。
完璧主義の呪縛から逃れる。
まずは、この3つを実践してみてください!
年齢を重ねるほど、ついつい見栄やプライドが邪魔をして高すぎる目標や人に言うのが恥ずかしくない目標を立てがちです。
でも、本当は自分が「できる・いける」と思う行動目標の3割減くらいでちょうどいいんですよね。
このいい意味での「ゆるくてOK」感が大切です。
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