【図解でわかる】手段の目的化とは(習慣化編)
習慣化といえば、21日間の法則(インキュベートの法則)が有名です。
新しい行動が習慣になるまでに約21日間かかるよってやつです(今は平均約66日間説の方が目にするかも)
まずは、この21日間の法則を例にして「手段の目的化」についてお伝えしていきます。
手段の目的化とは
念のため、手段と目的それぞれの意味から。
手段:〇〇(目的)を実現させるためにとる方法
目的:実現しようとして目指すもの/行動の前に行動を方向づけるもの
つまり、手段の目的化とは「手段」それ自体が「目的」となり、本当の「目的」を忘れ「手段」にばかり目が行くこと。
と定義できます。
例えば、kindle出版を目的にしている人にとって、noteの継続は手段です。
でも、日々noteを書いていると
思うような記事が書けなかったり
想像よりも反応がもらえなかったり
そもそも書く時間が確保できなかったり
こんなことが続くとモチベーションが下がって、いつの間にか「手段の目的化」が起きるわけです。
こうなってしまうと、すでに目的が変わってしまっているので、当然、目指すゴールにたどり着けません。
そこで、必要になるのが、手段の目的化の防止策を知っておくことです。
手段の目的化防止策
目的に対する手段はひとつとは限らない
手段の目的化を防ぐうえで大切なことのひとつ目は「目的に対する手段はひとつとは限らない」との理解です。
例えば、早起きが苦手な人は、目覚まし時計を3つ用意してもやっぱり寝坊するという話をよく聞きます。
目覚まし時計に着目してしまうと、数を増やすか、音・光・振動を使ったものを試すなど、手段は目覚まし時計しばりになりますが、逆に目的から考えると手段は複数あることに気づけます。
まじめに取り組む人ほど、自分で決めたその手段で頑張ろうとしてしまいますが、ちょっと視点を変えるだけで別の手段を思いつくことができるはずです。
目的は真の目的とは限らない
例えば、やせたいからダイエットしよう!と食事制限を始めた人が、習慣化できないのは「なぜ、何のためにその行動が必要なのか?」の深掘りが足りないからかもしれません。
そこで、目的が決まった際には、一旦停止して「真の目的」が隠れていないかをチェックしてみてください。
そうすることで、ズレのない目的に対して最適な手段を使って取り組むことができるようになります。
まとめ
とにかく脳は記憶のすり替えが得意で、新しい行動を習慣にするという「嫌なこと」を避けるためなら、いくらでも記憶をすり替えようとします。
だからこそ
何のためにこれをやるんだっけ?
ゴールを目指すのに、このやり方であってる?
この目的は本当にそう?
といった感じで、定点でご自身に質問・確認をすると、手段と目的がガチャガチャすることなく、スムーズに取り組むことができるようになるはずです。
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