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【出産レポ】世の中のママ全員炭治郎説

限界OL  MEGANちゃんです。
なんと、予定日よりも早目に、超スピード安産を迎え、無事第一子をこの世bornさせました。

出産て「鼻からスイカ」とか「北斗晶に殴られた」みたいな表現をよく見ます。しかし、実際に超スピード安産を経験した私はよりイメージしやすく適した表現を追求してみたくなったので、今日はここにまとめてみました。


出産はスポーツ


出産はズバリ スポーツなんじゃないかと思います。
いかに呼吸を上手くコントロールし、鉄人耐久我慢比べができるかーーー。
そして、一瞬の陣痛の波に乗り、チームで一気に押し出す。

こんな、感覚でした。

私の出産は合計8時間、陣痛から分娩台まで約6時間半、分娩台から出産まで1時間強で出産することができました。
これは、初産婦だと出産まで合計12〜14時間と言われています。


陣痛は友達


陣痛、実際めちゃくちゃ痛いです。どんな痛みかというと、腰から下をハンマーで粉々にされたような痛み。腰をどう反らせても痛みが逃げず、出産が近づくに連れて腰から下半身に向けての痛みが重くなっていきます。

陣痛は分娩台に上がってからが本当の友達へのスタートです。
どんだけ鍛えてる人でも、肺活量のすごい人でも、陣痛のサポートがなければ子供を生み出すパワーを得ることができません。

陣痛の力を借りて、ようやく子供が産めるのです。
この陣痛を最大限に活用するために大事なのが「呼吸」です。ひっひっふーの、あれ。

普通12時間の気が遠くなる出産の中で、無事に早く産みたい!となった時に本当に呼吸って大事?と、子宮口が5cmの時に思ったのですが、結果的に呼吸は超大事でした。


出産は“全集中の呼吸“

分娩台に行くまでも、ひたすら助産師さんのいう通り深呼吸、息を長く吐くように気をつけました。そしたらあれよあれよと言う間に分娩台へ。(もちろんこの時点で陣痛がバカ痛い)

私は分娩台に上がったらもうスポンと生まれるものだと思っていたため、とにかく短期集中、効率的に助産師さんと医師の指示に従って最善を尽くすと考えていました。

しかし、分娩台に上がった瞬間に捕まるところもない、広いベッドの上でひたすら痛みを受けながら何度も失神仕掛けるという緊急事態に。

全くもって呼吸どころじゃなく、失神仕掛けては陣痛の感覚が短くなる辛さもたたみかけ、悲痛の叫びが分娩室に響き渡り、私自身体力限界まで奪われるという地獄。
(汗のかきすぎで髪の毛はびしょびしょ、下手にいきむたびに嘔吐が止まらず口周りも肩もびしょびしょ)

この過程を数十回繰り返す中で、だんだん心の中で「ええ加減生ませてくれや!!」というインナーチャイルドの叫びが聞こえてきたのです。

先生「叫ぶともったいないよー、息を長く吐くのに集中」
助産師「体制を変えると赤ちゃんでづらくなるよ、体制はキープしよう」

この2つのアドバイスを全身全霊で受け止めるように、まずは叫んでいたエネルギーを精一杯呼吸を整えるのに向けることにしました。
この時点で、陣痛の痛みはMAX(もっと痛くなると思ってたけれど)で、規則的にくる陣痛に合わせていきむ、呼吸をお股に向け、うんちが出るような感覚に任せ力を振り絞りました。

体温は一気に上昇し、顔の中心に熱がこもり、足先から頭まで勢いよく血が巡りました。
大きくなったお腹の中に、微かに感じた腹筋が手助けして、下半身に力を流しいていく。
間違いなく、悟空対セル戦、炭治郎対無惨戦、人生の山場。ああ、しぬ、体が焼き尽くされて、死ぬかもしれない。すでにボロボロになった私は目から涙を流し、口から何度も嘔吐が止まらず、吐血したように溢れてくる。

この時「ああ、死ぬかもしれない」と思いました。

助産師さんが「いいよ!いいよ!」と声をかける。
医師が「出すよ」と冷静な声をかけ、私のお腹をぎゅうと押し続けた時ーーーーー

めりめりめり、という乾いたものが破れるような擦れるような感覚と一緒に
生ぬるい、ぬるっとした、でも次第に熱さを持ったものが、数秒かけて私の中から出てきたのがわかりました。


仲良くなったはずの陣痛はもう消えていて、一緒に生まれた我が子が、精一杯息をしていました。


子を産む母が強くなるっていうのは、人生最大の山を越えたから

私は、これまでの人生をずっとスポーツと共に過ごしてきました。
小学校は水泳、中学高校はソフトボール、大学はサッカー。体力の限界が知りたくて、サウナに限界状態で入り、見事脱水しバターン!と倒れたことも。
店の日本酒を端から端までおじさんと飲みまくるゲームの後、東京のバスタ新宿から出ている夜行バスで揺られ、大宮で途中下車し救急車に運ばれたことも。

しかし、どんな経験よりも、出産が一番しんどくて、辛くて、命懸けだったと感じています。

なんで、私はこの子を一度でも堕ろそうと思ったのだろう?
生まれた子を見る喜びを知らないまま、仕事で病んで死んでもいいなと思ったのだろう?

我が子が、不思議な力を持っているのは間違いない。




出産で、しばらくは忙しない日々が続きそうですが、ぜひ今後も応援してもらえると嬉しいです^_^

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