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ママになるのをひよってた私が、赤子を抱いて泣いた話、してもいい?

限界OL MEGANちゃんです。出産後5日が経ちました。現在は入院生活を送っており、病院からnoteを更新しています。

先日のnoteで、ママになることずっと不安だった話をしましたが、noteを始めて一番いいねをいただきました。ぜひこちらも読んでみてください^_^

今日は、産んだあとすぐ我が子の実感が追いついてこなかった私が、ボロボロと涙してしまった瞬間のお話です。ママさん、パパさん、これからママになる全ての女性に読んで欲しいです^_^


産んだあとが、本当の正念場だった


激しい痛みと長時間の出産を経て、やっと生まれてきてくれた我が子。
抱いた時、温かくて、ふにゃふにゃしてて、ああ赤ちゃんだ、とじんわりするあの感覚。
とても気持ちよかったのも束の間、分娩室を出て早速授乳がスタート。

体力の限界を迎えた満身創痍の体で、今この世界に生み出された弱々しい生き物におっぱいをあげる。
全然、飲まない。飲んだと思ったら、寝ない。むしろ、ギャンギャン泣き始めた。どうしたらいいかわからずずっと抱いていたら、額から大量の汗が出てきた。そのうち産んだ直後の体は熱くなって、頭が沸騰しそうで、意識が朦朧としてきた。無心でナースコールを押す。助産師さんが来てくれた、汗じゃないものがどっと出た。涙だった。

助産師さんに預けたあと、私は呆然とした。
あれ、無理かも。
何かが、プツン、とした感覚が襲ってきて、考えられずに寝た。

あの瞬間が、私にしこりみたく残った。


消えないもやもや。ママになるってなに?

3時間後、授乳だよ、と助産師さんに起こされ、急にやって来たように思われた出産と目の前の我が子にまだ現実感が湧かなかった。
正確には、現実感はあったけどどこかで受け入れ難い自分がいた。
これから毎日授乳と、一人で生きていけない生命のお世話がはじまる、と考えると急に思考停止したみたいな感覚になった。

急に、前に高校からの友達と遊んだ日のことを思い出した。

「私、将来、結婚はしたいけど、子供が欲しいと思えるかわからないんだよね…」

子供が苦手だと言ってた彼女。そして、それに激しく同意した私。もちろんいつかは、子供が欲しいけど今は仕事も頑張りたいし、何より自由が大事。

そんな気持ちが、じわじわ溢れ出してきた。いつも蓋をしているところから漏れて溢れて、広がっていった。

乗り越えたと思ったはずの気持ちが、大きくなってくる。
あれ、ママになるってなに?引き返せない恐怖と、これから過ごす日々がイメージされ、急に、不安になった。あれ、私、ちゃんと子育て、できるのかな?


お腹にいた10ヶ月は、私を変えてくれた10ヶ月


生まれてからほんの数日なのに、毎日恐怖でいっぱいになった。
うちでは、妊娠中からお腹の子を「もーちゃん」と呼んでいる。2021年生まれの丑年だからと、私がつけたあだ名だった。この子の名前は決まっていて、今は正式につけようと思っている名前で呼んでいる。

授乳に苦戦し、ようやくお腹いっぱいになって寝た我が子を呼ぶとき

「もーちゃん」

ふいに、これまで10ヶ月、呼んでいたあだ名が出た。その瞬間だった。涙がとまらなかった。

この子は、10ヶ月前から、確かにお腹にいて。
妊娠初期のひどいつわりの時から、お腹がまだ出てきてるかどうかわからない時から、私と一緒に、成長してきた「もーちゃん」だった。

つわりのせいで、週2で酢飯だった妊娠初期。お腹が大きくなって、胎動が大きくなって、毎日しゃっくりしてたもーちゃん。足がグニグニ動いて、寝る頃に活発になって、旦那と一緒に元気だね、と一緒に夜触りながら寝た日々。

全部、あなたは、あの時のもーちゃんなのね。

この気持ちを忘れていたわけではないのに、顔を見て不安になって。
でも、この寝顔が、私たちがずっと見たかったもーちゃんの顔で。
慣れない授乳や、生活ががらっと変わることは怖いけれど、何よりも10カ月、不安だったけど、不安でも一緒に成長してこれた。

辛い時に限って、幸せな時のことを思い出せなくなって、ごめんね、と心の中で呟いた。


これから

一緒にどこ行こう?何しよう?お洋服は何を着よう?天気の良い日は、雨の日は何をしよう?

そんな風にワクワクした。だって、これまでもそうやって、早くあなたが生まれてくれるのを楽しみにしてた。

ほんとはまだ怖い、ふと20代のキラキラした生活に戻れないと悲しくなることがあるだろう。けど、そんなもんはもうしょうがないと思う。新しく、生活していけることが嬉しくて、新しく知る気持ちにワクワクして、わからないことをできるようになっていく毎日を、一緒に乗り越えていくしかない。

世の中、本当に無駄なことばかりだ。この気持ちも無駄なのかもしれない。もう生まれてしまって、過去のことを悔やむなんて、時間がもったないかもしれない。でもその無駄で、無意味なことの積み重ねが、人生なんだと思う。

正直今も、妊娠する前に戻れるなら、戻りたい。
でもきっと、今と同じ道を選ぶと思う。

なんでだろう、たぶんきっと、そうしてるに違いない。

終わりに

きっと毎日この記事を読んで、私がしっかりなきゃ!と思い直すんだろうと思います。笑
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