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ライターになってよかったなと思うこと(2022年7月現在)

今のところ、私が一番「ライターになってよかった」と思うこと。それは社会に対する関心が、以前よりはるかに高まった点です。

ライターの仕事を始めたての頃、記事を書くときのリサーチを通じて「いろんな分野について深く知る機会があっていいな」と感じていました。だけど自分の関心の幅が広がったのは、それだけが理由ではないと思っています。

多分、大きなきっかけは「もっといろんな記事を読まなければ」と思ったこと。そのときを境に、政治や社会問題を扱うもの、著名人や業界人のインタビュー、トレンドニュースなど、日常的にさまざまなWebメディアの記事を積極的に読むようになりました。

そうして記事を読んでいると、たくさんの「知らなかったこと」と出会います。それを繰り返すうち、いかに自分が世の中のことを知らずにいたか、狭い視野で生きていたかを自覚するようになりました。

最近ではネットリテラシーも高まって「ネットの情報を鵜呑みにするな」とよく言われます。もちろん、中には根拠の薄い情報を垂れ流しているサイトやメディアも存在するし、どんな情報にも一定の距離感を保つ必要はあるでしょう。

しかし中には、各メディアやライターが使命感を持って記事を作り、発信されたものもたくさんあります。そこで初めて浮き彫りなる問題もあれば、「ある視点から見れば」そういう事実や解釈ができると読者に新たな視点を授けるものもある。

また、いろんなメディアで執筆させてもらう中で「世の中にはこんなにユニークで、社会のためになる商品やサービスを生み出す会社があるのか」と、初めて知る機会も豊富になりました。

ライターを始める前は、向こうから飛び込んでくるような情報を享受するだけで精一杯だった気がします。社会のことより、自分の毎日の課題をこなすことに必死。そんな時期を経て、最近は「自分の視野の狭さ」「社会の広さ」を実感する日々です。

この仕事を始めたことで目を通すようになったさまざまなメディア、そして自分が携わるメディアを通じて、広い社会の一端に目を向ける機会が増えたこと。それらを「もっと知りたい」と思えるようになったこと。

それが今のところ、私が「ライターになってよかった」と思うことです。もしかしたら、仕事を続ける上で更新されるかもしれないけど。そのときはまた、こうして言葉にしてみようと思います。

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