聞き返すことを恐れない

英会話は話すだけではなく、ちゃんと聞くことがめちゃくちゃ大切。
これがしっかり出来ていなければ、いくら正確な表現を口から出すことが出来たとしても上手く通じ合えない。

しっかり聞く為の要素は大きく分けて2つで、

ー言っている文章を聞き取れている
ーその文章がどうして口から発せられたか分かる

がある。

言っている文章が聞き取れるは、耳が慣れれば達成可能。けれども、これを100%達成するのは英語圏で生まれて育ってきたネーティブスピーカーでも難しい。ひとりひとり癖があり、地域により微妙な違いもあるからが理由。周囲の環境音もあるし……

これは日本語でさえ同じで、いつでも誰でもどこでも100%理解できる人はいないはずだ。

では、どうして口から発せられているか分かるにはどうしたら良いだろうか？

話されている背景や文脈を正しく読み取る力が必要だ。これは、語学としての英語に対する知識とは別の話になる。

状況判断力や、その相手や環境をどれくらい理解できているかどうかも深く影響している。そして、相手の立場に立てるかどうかも大きく関係する。
当然、文化的背景について知っていればいるほどこの要素は克服しやすい。
それには、興味を持っている方が簡単になるだろうと思うし、そうでなければある意味成り立たないのは真理。

しかし、どれだけ努力しようとも、この2つ目の要素も100%達成するのは不可能だろう。誰ひとりとして同じ人間はいないからだ。
人は自分の枠で相手を見てしまいがちなので、注意しなければ勘違いが起きやすい。

これも英語だからという話でなく、日本語でも同じだろう。

地域性や環境によって、その人の性格や価値観によって文脈が変わることは大いにあり得る。

しっかり聞く為の要素

ー言っている文章を聞き取れている
ーその文章がどうして口から発せられたか分かる

は、100%達成は不可と諦めなくてはいけない。

それなので、あれ？分からないな？と感じたら、聞き返すことを恐れてはいけない。

勝手に判断して憶測で、相手に反応してはいけない。それは失礼にあたるべきと考えておいて丁度良いのではないのだろうか。

相手からすれば、この人は何を言っているのか？と変に思われる可能性が高い。

あまりにも聞き取れないのは論外なんだけれど、必ず聞き取れないことはあることを認識して、聞き返すことを恐れない姿勢は大切だと思う。