海外語学留学の「English Only」ポリシー
海外に語学留学して、英語学校に通うとある程度の規模の学校では「English Only」ポリシーを掲げている所が多い。
文字通り、校内では英語だけを使って話し、それ以外の言語は使うなという事。
真面目に英語に向き合いたい人は、その学校内のルールが徹底されている所に通いたい人も多いのではないかと想像するのは難しくない。
だから、留学エージェントの方達は、「この学校は、厳しくてEnglish Onlyポリシーを貫いているよ」とか説明する。
けれど、実態はどうなのか?
全くその話と違う事も多く、様々な言語が飛び交う事が事実だ。いくら厳しい学校であっても、先生に内緒で見えない聞こえないときは、母国語を操る人も多い。
エージェント側は、毎日全ての教室に通う事が出来るはずもなく、学校側の情報や通ってた生徒の情報をある程度聞いて吸い上げるしかない。
彼らは、斡旋業だからそれは仕方ないだろう。
学校は、“ちゃんと勉強させてるよ”とかっこつけたいし、生徒側も“よく見られたい”とか思っている訳で、嘘言ってる人も多いんだろう。
そもそもの所、英語力がかなり低い人も入学する時点で、英語だけで過ごすのはとても大変。よほど、意志が強くなきゃ母国語を話してしまうだろう。
自分は守ろうと思っていたって、同じ国の人が話しかけてきてきっぱり「迷惑。英語だけにして」と全ての人が言える性格である訳もない。
それに、本当のことを言おう。通っていても、みんなが「英語」目的ではない。ビザを取るための名目だけの人もいる。
例えばオーストラリアの学生ビザは、“勉強目的”でないと却下される率も上がる。だから、割と他のビザの人達よりは真面目率も上がるが、書面に上手に書き演技が上手い人もいるのは事実。この時点で、全員守る訳がない。
それ以外のビザの人は、もっと英語に対する意志が低いことは大いにあり得る。
「外国に行ったら、英語しか使えないから英語できるようになるよなぁ。行くのが早いじゃん!」
こんな考えがいかに浅いかということ。自分の意志がとてつもなく強くなければ無理だし、周囲まで牽制せねばならない。
けれど、果たしてそこまですべきなのだろうか?
英語学校の先生でさえ、語学力がそんなに高くない生徒を見つけると「英語じゃなくて母国語で説明してあげて」と同じ国からきた生徒に頼むことは多かった。
免許持ってる人でも、限界。大勢のクラスでは…。
私も横の日本人に教えるよう頼まれて日本語使ってた事もある。
ともかく、急に英語が聞き取れるわけではないのが理由。慣れるまでに時間がかかるから、英語の耳がまだそんなになければ、英語だけで指示されたって分かる訳もない。
そんなに英語力がないうちは、母国語の指示なければ、分からないのが自然だろう。
そもそも語学学校の「English Only」ポリシーなんて、最初っから成り立つ訳はないんだ。
親にかっこつけて、勉強すると嘘ついて遊びで留学するなんて人も世界中にいるわけで、「英語」なんて建前の人も下のクラスに行けば行くほど多いんだから、彼らは永遠に英語が上達しない。する意志は最初からないから…
じゃあどうしたら良いかというと、結局自分で英語を沢山聞いて慣れる習慣は、場所に頼るのではなく自分自身でつけなければいけないという話。
「ここが日本だから、英語に慣れない。」
「海外さえ行けば…」
と自分以外の場所に期待して、依存する。
その時点で、自分を見ていないので、結局実力はそんなに伸びていかない。
ー
同じ日本人から、日本語で英語への向き合い方を一緒に考えていきます。
私がZoom とLineを使ってアドバイスします。英語学習の悩みをひとりで解決するのは大変。
留学よりコスパが良い。
私のサービス使って下さい!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?